【歌い手×まどマギ】嘘。【まふまふ】

嘘38。 ページ41

「うぅっ……」

現在、まふくんとゲームをしています。

そして私は泣いています。

まふくんと某最終幻想7をやっていたのですが、ヒロインのエリアス(誤字ではない)が死んじゃって…

セファロトめ、許さん！

「まふくぅん、エリアスが、エリアスがぁ……」

「かわいそうに……」

まふくんが私の頭を優しく撫でる。

涙も枯れたころ、まふくんに聞いてみた。

「ねぇまふくん。」

「ん、なぁに？」

泣いている私の代わりにゲームを進めているまふくんが、ゲームの一時停止する。

「もし、私がエリアスみたいに誰かに殺されたら、どうする？」

「そんなの」

まふくんがぐっと顔を近づける。

「殺したやつを絶対許さない。地の果てまで追いかけて死ぬよりも辛い苦しみを与え続ける。」

これを真顔で言うものだからかなり怖い。
まふくんは、私のことをとても大切にしてくれている。

「じゃ、じゃあ、私がまふくんを殺そうとしたら？どうする？」

いずれ言おうと思っていた、質問。

「その時は……」

少しの間が空く。

「Aはどうしてほしい？してほしいことをするよ。」

予想、通り。

「うーん、その時は、」

「全力で抵抗してほしい、かな」

きっと、されるがままにと言えばまふくんはそうする。

私のせいで、まふくんは私の言いなりだから。

もしもの事、私がまふくんを襲えば、
まふくんはきっと私を殺してくれる。

私が死んだら、まふくんは奇跡の呪縛から解き放たれて、きっと自由になる。


でも、それまではこの幸せを手放したくない。

私がいきているうちは、まふくんの側にいたい。
まふくんの温かさに触れていたい。

決行日は、一ヶ月後。

一ヶ月後、私は、



愛するひとの腕の中で、死のう。

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