辞職 ページ12
「…何故…ですか。」
「君は今の仕事は好き?」
「はい。憧れの職業ですし。」
「じゃあさ、今仕事をしている環境は?上司とかさ。あの人、君が悪いみたいな言い方してたし、Aちゃんも上司を気にしてたし、盗聴器仕掛けてたし。」
「で、でも仕事を辞めたいに直結する証拠は」
「あるよ。俺とAちゃんが会った時、2回とも『仕事ですから。』って言ってたよね。それがAちゃんの口癖じゃないかな。仕事だからやらなければいけないと自分に言い聞かせている。初めは怒られた時に呟く程度だったけどいつしか何時でもその言葉を発するようになっていた。っていうところかな。違うかい?」
…図星だ。仕事は好きだけど、上司は好きになれない。憧れの職業に就けて満足だし、何より耐えられないから辞めようと思っていたのだが…上司に辞めさせてもらえない。
「でも私、辞めようとしても上司に無理やり却下されて…」
「今回のハイジャックがトラウマになったとか、そういう理由で一回試してみなよ。駄目なら俺が手助けする。一緒に働こうよ。俺定住してないからホテルとか点々とすることになるけど。」
「迷惑じゃないですか。」
「全然!皆歓迎するよ。」
「なら…お言葉に甘えて…。」
ハイジャックされたらなぜか仕事を辞めることになった。
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突然ですがこのシリーズそう長く続かないと思います。処女作ですし。続編作るかな…作るとしたらかなり甘くなると思います。
完結までよろしくです。
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空白@不定期浮上(プロフ) - 私も令和になってからハマった憐れな女です… (2020年4月30日 21時) (レス) id: 015a9f265e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃけべん | 作成日時:2020年1月6日 9時