これでも22歳だコノヤロー！2

第45話 ミツバ編 ページ2

Aside



ガヤガヤ



客間の前に隊士が集まっている






A｢何してんの？エ〇本でも見つけた？｣



山崎｢ちょっAちゃん！？大声でそんな事言ったらダメだよ！！｣




ザキの方がうるさいと思うけど




山崎｢沖田隊長の姉上様のミツバさんが来てるんだよ｣



A｢ミツバさん…？あー…毎月激辛せんべい送ってくる人か｣





一度興味本位で食べたことあるけど辛すぎて二度と食べないと誓った



姉だからあたりまえだけど総悟にそっくりだ



見たところ総悟と違っておっとりした雰囲気だ



A｢ミツバさんが住んでるのは武州だろ？なんでまた江戸に｣



隊士｢江戸の『転海屋』？っていう商会の旦那と結婚するらしいです｣



A｢あぁ、そういうこと｣




原田｢しかし似ても似つかんねぇ…あんなおしとやかでもの静かな人が沖田隊長の…｣



山崎｢だから言うだろ、兄弟のどっちかがちゃらんぽらんだともう片方はしっかりした子になるんだよ。バランスが取れるようになってんの世の中｣



A｢それ同感ww｣





カチャッ…ズドォォォォォォォォォォォォォォン




A｢グゴォッ…｣



そ…、総悟ォォォォォ！？






ミツバ｢まァ相変わらず賑やかですね｣



近藤｢おーう総悟、やっと来たか｣



沖田｢すんませんコイツ片づけたら行きやすんで｣




総悟がザキに刀をつきたてている




あ…ザキ死んだわコレ





ミツバ｢そーちゃんダメよお友達に乱暴しちゃ｣




そーちゃん！？




沖田｢ごめんなさいお姉ちゃん！！｣




ごめんなさいお姉ちゃん！？






近藤｢ワハハハハッ相変わらずミツバ殿には頭が上がらんようだな総悟｣



沖田｢お久しぶりでござんす姉上、遠路はるばる江戸までご足労ご苦労様でした｣






A｢…だれ？｣



近藤｢まァまァ兄弟水入らず邪魔だては野暮だぜ、総悟お前今日は休んでいいぞ｣



沖田｢ありがとうございます！！ささっ姉上｣






A｢近藤さん…あれ何ですか…｣



近藤｢アイツはなァ幼い頃に両親を亡くしてそれからずっとミツバ殿が親代わりだったんだ。アイツにとってはお袋みてーなもんなんだよ。

今日くらいいいだろ、男には鎧の紐をとく場所が必要なんだ。特にアイツのように弱みを見せず片意地はって生きてるやつほどな。｣



A｢分かりました…今日の総悟は見なかったことにします｣



山崎｢俺のセリフ…｣

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