な…ない! ページ4
ルーシィ「ナツ?どうしたの…」
背後からナツの声がし、みんなが一斉に振り返ったが、ナツは無事そうだった。
が…少々違和感があった。
エルザ「マフラーはどうした?」
そう。彼の大事なマフラーが、いつの間にか消えてしまった。
ナツ「なっ、なくなっちまった!イグニールからもらった大事なマフラーが!」
ハッピー「ええ!?なくなったって、どういうことなの!?」
ルーシィ「2人とも落ち着いて!状況を整理して…」
ナツは混乱しているが、どうやらナツが瞬きをした瞬間にマフラーがとられたらしい。
たった一瞬で盗まれたということは、相手はなかなかのやり手だろう。
ふと、ルーシィが「ミステリー小説みたい…」と目を輝かせているのが見えた。
ハッピー「ルーシィ、目が輝いているよぉ、これ一大事なんだからぁ」
ルーシィ「そっ、そうね。ごめんなさい。」
その時…
かさっと、少し何かが葉に擦れた音がし、みんなで一斉にその一点だけを見つめた。
しんと静まる場…
ナツ「誰だ!出てこい!」
ルーシィ「あっ、ナツ!」
マフラーをなくして焦ったナツが急に襲い掛かっていった。
するととらえたのか、ぎゃーぎゃーと別の誰かの声も聞こえた。
ナツ「俺のマフラー返せよ!」
「う、うるせえ!とっとと手を離しやがれ!」
…男の子の声だった。
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作者名:もも | 作成日時:2016年1月3日 0時