その10、ぶっ潰す。 ページ11
『ふふ…………』
森「な、何が可笑しいのよこのブス!!」
『あんたって、本当、馬鹿だよねぇ〜』
森「何言ってるの!?私は……そう、神様に愛された存在なんだからvV」
・・・・・・なんだこいつ。
さっきの焦った顔はどこへやら。
急に、恍惚とした______そう、まるで恋する乙女みたいに顔を赤らめて。
・・・・・・しかも、こいつは何て言った?
"神様に愛された存在"?
笑わせないでほしい。
お前がここに来たのは、私のただの暇潰しのためでしか無いんだから。
私は微笑む。多分今までの人生で一番生き生きとした笑顔で。
私は、馬鹿女に手を伸ばした。
ガシッ
森「ちょっと!!何するのよ!!」
『・・・・・・もう、黙ってくれないかな。
自惚れ野郎。』
髪を掴むと、大げさなくらい暴れる女。
私の中の何かのスイッチが入った。
『たかが天才補正で勘違いしないでくれる?
うざったいんだけど。
それに、音楽室が完全防音ってことに気づかない、宝の持ち腐れみたいな補正なんて…………
いらない、よねぇ?』
嗚呼、恐怖に怯える顔。
言い返しても来ないなんて、コイツはそこまでおもしろくなかった。
『・・・・・・つまらないな。』
もう興味が失せたから、私は足早にそこから立ち去った。
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雪 - 面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月5日 11時) (レス) id: 14e83e95f8 (このIDを非表示/違反報告)
バニラシェイクはお好きですか? - なんかカッコいい…! (2016年1月20日 23時) (レス) id: ff014e104e (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - ありきたりすぎてつまらない (2015年9月2日 3時) (レス) id: b1103d098f (このIDを非表示/違反報告)
藍 - おもしろすぎる‥‥!!!!!!! (2015年5月27日 20時) (レス) id: 957112e21e (このIDを非表示/違反報告)
彼が彼女で彼女が彼…嘘だろおぉ!← - 更新頑張ってください<(†∀†)ゞ (2015年5月24日 17時) (レス) id: 1bf8e05c63 (このIDを非表示/違反報告)
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