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雑対応 十三日目 ページ15

貴方side

私を見据える二人は驚きと悲しみが入り交じった様な複雑な表情をしていた

どうして?何でそんな顔するの

邪魔なのが、消えたんだよ?

どうして、そんなにも悲しそうに謝るの

嫌いなんじゃ、なかったの?

私は、どうすればいいの?

考えたって何もわからない、そのわからないことが今は恐怖でしかなくて、かたかたと身体が震え出す

坂「Aっ…!?…まふくん、そらるさん、もう帰ってくれん?このままやったらAが持たへんわ」

まふ「っ…でも」

坂「でもやないわ!!!まふくん達がAをこうさせたんやろ!!!今更何なんや!?これ以上A苦しめるなや!!!」

あのさかたんが、まふくんに、そらるさんに向かって本気で怒った。

貴「さか…」

名前を呼ぼうとすると腕を引かれ気付けばさかたんの腕の中に私はいた。

坂「…無理すんな、まだ震えとるやん」

貴「っ…ぅ」

無理なんてしてない、そんな否定の言葉は私の口から出ることはなく代わりにじわり、と視界が滲んでいく。

坂「…もう、これ以上Aに関わらんとって、俺、こんなA見たくないわ」

そら「……まふ、帰るぞ」

まふ「…で、も」

そら「今、ここでどうこう言ったってただ時間が過ぎてくだけだ、そもそも、はなから許してもらえるなんてお前だって思ってなかっただろ」

まふ「………わかり、ました」

そら「坂田、ごめん、急に押し掛けて」

坂「…いいから早く帰ってください」

そらるさんはまふまふさんの腕を引いて帰っていった。

これで、いいんだ。

いいんだよ、いいはず、なのに

どうして……

貴「くる…し、ぃ…よぉ…っ…!」

坂「そうやな、よく頑張ったな、今は好きなだけ泣け、溜め込んだもの全部吐き出してしまい?」

そんなさかたんの言葉で私の涙腺は崩壊したみたいに大量の涙が溢れ出てきた。








あれから、どれくらい泣いたのかわからない、もう声が枯れるくらいにわんわん泣いた私にさかたんはずっと寄り添って慰めてくれた。

貴「さかたん…私…これで良かったんかな…」

坂「ん?」

貴「…私、怖いんや、何であの二人があんな顔しとったんかわからんくて、あの二人の気持ちがわからんくて」

坂「…そうやなぁ」

一瞬、さかたんの表情が曇った。

でもすぐにいつもの明るい表情に戻って

坂「まぁええやん!終わったことは気にせんで!」

…さかたん?今までのさかたんなら、そんなこと言わないはずなのに…。

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乘肄 - 気づいたら滅茶苦茶泣いてました素敵な作品をありがとうございます! (2020年5月5日 16時) (レス) id: 07acb83777 (このIDを非表示/違反報告)
雪哭@AtR尊い(プロフ) - 紅い猫さん» コメントありがとうございます! 好きといって頂けて嬉しい限りです…!これからも頑張ります!(・∀・*) (2020年2月19日 0時) (レス) id: 99625d611e (このIDを非表示/違反報告)
紅い猫 - 初コメ失礼します。とても好きな作品です。いつも更新を楽しみに待っているので、これからも頑張ってください。応援しています。 (2020年2月17日 22時) (レス) id: ab853c85cf (このIDを非表示/違反報告)
せつな(プロフ) - 詩乃さん» コメント、リクエストありがとうございます。そして大変申し上げにくいのですが…主は色々とあってすとぷり地雷化してしまっていて…リクエスト本当に有難いのですが応えられそうにないせです…本当にごめんなさい…! (2020年2月9日 10時) (レス) id: 99625d611e (このIDを非表示/違反報告)
ろるむ - 終わりって書いてるの、気のせい? (2019年12月27日 22時) (レス) id: a41ba2503b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪哭@AtR尊い | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年12月2日 0時

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