トリップ少女が情報屋をストーカーしている事件。

stage・8 ページ9

ーside臨也ー



今日は色々疲れたよ。
静ちゃんに急にキレられたと思えば、変な子が俺の名前を叫んでいる。
全く、人間には例外がたくさんいるもんだねぇ。



貴方「えっと…『折原臨也』さんで間違いないですか？」



その時俺は確信した。
何かに今、俺は巻き込まれようとしている。
すごく面倒な糸に絡まった気がしているのは気のせいなのか？



臨也「…そうだけど」



俺がさ、素直に認めたわけよ、自分は折原臨也だって。
厄介なことになるのは目に見えてるんだけど。
でもまぁ、いいさ。



貴方「…は？」



挙句の果てには自分が聞いたのに驚いてる。
なんかしたのか、俺は君に…



臨也「で？用件は？」



これでまさか用件ないとかだったら俺笑うよ？
もしくは君の携帯を踏みつぶす…とか、ね。



貴方「あ…えっと…」



まさか本当にようがないのか？
ありえないでしょ



臨也「俺…急いでるんだけど」
貴方「ちょっと待って！」
臨也「…なに」



別に急いではないんだけどさ
君が危ない人だというのがにじみ出てて怖いんだよ、俺。



貴方「あの…私、臨也さんの事大好きなんです！」

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