【ダンガンロンパv3】探偵さんと総統さんに狙われちゃった、ドジっ子スパイちゃんの話。 (ページ16)

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15話　シャワールームページ16

王馬くんがいなくなって、わたしたちも夕飯を食べ終わった。

きるみちゃんにご馳走様でした、と言ってから、解散した…まぁちょっと恋バナをして。

それから、もう遅いので、わたしと最原くんは2人で部屋に戻った。

「あのさ、最原くん。えっと…わたし、シャワー、浴びたいんだけど」

「え!? あ、うん、そう、だよね。シャワー…。えっと…その…」

予想以上に慌ててる。もう既に赤面中。なんか、かわいい。男子だからかな？

「最原くんは、入らないの？あ、もちろん一緒にって意味じゃないけど…」

「僕は、朝入ったから今日は遠慮しとくよ…そっちの方が良いだろうし…」

「OK。クローゼットに服があるんだよね？シャワー気持ち良いだろーなーっ」

「あ、うん、そうだね…」

わたしはクローゼットを開けて、…って、本当に下着まである…見られたのかな？

その後、シャワールームに行った。服を脱いで…ま、脱いだやつはこのへんに置いとこ。

そして、シャワーを浴びようとしたわけなんだけど…。

「きゃあぁっ！」

「ど、どうしたの東雲さん！」

向こう側から最原くんが心配してるのが分かる。こっちに入ってきそうな勢い。

「だ、大丈夫。お湯を出そうとしたら…水だったの。冷たかったよー」

「そ、そっか。…ごめん」

今度こそ注意して、ちゃんとお湯を出す。ん、あったかい。やっぱ、これだよね。

…今思ったんだけど、あっちからわたしのシルエット、見えるよね？

でも、気にしなーい。スパイだから、体のラインが出る服なんて日常茶飯事だし。

前、ハニートラップっていうのを教わった時もあったから、そんな恥ずかしくないよ。

「最原くん、そこにいるよね？」

「い、いるよ？」

「そっか。なんか声が聞こえなくなったからどっかいったかなー、と思って」

「…どっかいった方が良い、かな？」

「あ、ううん。そういう意味じゃないよ、気にしないでね」

「う、うん。分かった」

「ところでさ…最原くん、覗きとかしないよね？」

「えっ!? し、しないよ、するわけないじゃないか、の…覗きだなんて」

「あはは、ごめんごめん。言ってみただけ。そうは見えないし、わたしの身体に興味ないよね」

「それは違うよ」

「…返事早いね、変態だ、って誤解されちゃうよ？」

「うっ、ごめん、そんなつもりじゃ…」

「もー、分かってるって」

最原くんいじり…楽しい。

わたしはシャワーをいつもより長めに浴びた。