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折「それにしてはちょっと言い方優しないですか?」
『アンタに興味が無いからよ。もう私は、人と関わりたくないの。』
どうせ、私を見捨てるんだから。
折「…どーゆー意味です?」
『そのままの意味よ…。』
そうして私は折原を残して、その場を去る。
こいつも私と同じクラスだったら、
きっとアイツらの仲間になってる。
さっきの行動は意外だったけど、それでも
私は人と関わりたくない。
ーーーーーーーー。
身体中の痣は、親からの虐待からできたもの。
あの程度のいじめでこんな痣できるわけない。
自作自演なんて言われてるけど、
歩くだけで振動がきて痛い。結構重症なもの。
最近はもっと虐待がエスカレートしてきた。
「なんでアンタはそんなに出来損ないなの!?」
「お前のような子供、ウチにはいらない。」
皿、イス、コップ、フォーク……様々な食器を
投げつけられる日々。もちろん、フォークなん
てものを投げられたら、刺さることもあった。
直接的な暴力だけじゃない。
「お姉ちゃんって、なんでそんなダメ人間なの?親に言い返すこともできないわけ?クズじゃん。」
言葉の暴力だってそう。親から私への暴力を見
てきたからか、小学生の妹にまでダメ人間とか
クズとか言われるようになってきた。
『そんなの、できるわけないじゃん…』
「あっそ。じゃあずっとそーやって殴られてれば?私は成績良いから暴力とか振るわれないし、毎日が普通で楽しいからお姉ちゃんの事とかどーーーでもいいし。」
いつか死んじゃうかもね笑?とか笑いながら
平気で言う妹を見て、憎らしいと感じる事が
毎日ある。
まあでもしょうがない。妹のが優秀なのは
事実だし、どうせいつか捨てられるんだ。
言い返したって痣が増えるだけ。
ほおっておけばいつかはーーー。
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作者名:愛理 | 作成日時:2018年9月24日 2時