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「折原先生……ありがとうございます!」
お礼を言って、さっそく缶ジュースをあけて一口飲んだ。
「おいしい…」
「そりゃ良かったわ。
黙ってやるのもなんだし、話しながらやろか?」
「そうですね! 話しながらやりましょ!」
実はちょっとだけ、この沈黙が苦手だったからよかった。
缶ジュースを置いて、ホチキス作業を開始しながら折原先生と話す。
「先生は何してるんですか?」
「俺ー? 俺はなぁ、小テスト作ってんねん」
……聞かなきゃよかった。
「……そ、そうなんですか」
なんか、さっきの一瞬でテンション下がった。
「なに、その反応。
藍沢って英語ニガテなん?」
折原先生の声にビクッと体が反応する。
ここは素直にニガテって言うべき? でも、それって折原先生に悪い気がする……。
だとしたら……
「別に、ニガテじゃないですよ?」
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