検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:101,901 hit

ページ22

「折原先生……ありがとうございます!」



お礼を言って、さっそく缶ジュースをあけて一口飲んだ。



「おいしい…」



「そりゃ良かったわ。
黙ってやるのもなんだし、話しながらやろか?」



「そうですね! 話しながらやりましょ!」



実はちょっとだけ、この沈黙が苦手だったからよかった。



缶ジュースを置いて、ホチキス作業を開始しながら折原先生と話す。



「先生は何してるんですか?」


「俺ー? 俺はなぁ、小テスト作ってんねん」



……聞かなきゃよかった。



「……そ、そうなんですか」



なんか、さっきの一瞬でテンション下がった。



「なに、その反応。

藍沢って英語ニガテなん?」



折原先生の声にビクッと体が反応する。



ここは素直にニガテって言うべき? でも、それって折原先生に悪い気がする……。



だとしたら……



「別に、ニガテじゃないですよ?」

・→←・



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
327人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , センラ , 教師
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年9月15日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。