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詳しいことはまた次、ってことで今日の委員会は終わった。



みんなゾロゾロ帰っていく中、一人放心状態の私。



待って。一回整理しよう。



私は今日、じゃんけんで負けて学級委員になった。


それで、放課後に委員会をした。


で、真冬くんと話して、一之瀬くんがいて……。



なんで私が副委員長なんかに!?



そりゃ、一之瀬くんと一緒なのは嬉しいけど……それとこれとは話が別だ。



「藍沢さん、今日は災難だったね。

  俺とじゃ嫌かもだけど、よろしくね?」




慌てる私に聞こえてきた好きな声。



それは、私に向かって優しく微笑んでくれている一之瀬くんのもので。



「こっ、こちらこそお願いします!

 私、いっぱい迷惑とかかけると思うけど……」



頭で一之瀬くんと理解した瞬間、ペコッと一之瀬くんにむかって頭をさげる。



「そんなことないよ。

俺のことは彼方って呼んで? 俺は、Aちゃんって呼ぶから」


「あ、は、はいっ!」



もう、私の頭はパニック状態。



ずっと好きだった一之瀬くんが目の前にいて、一緒に話をして。
挙句の果てに“Aちゃん”なんて……。


きっと全部夢だよね。うん。

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作者名: x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年9月15日 16時

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