Ep44 ページ44
「康一ッ！康一ィ──ッ！A──ッ！」
角を曲がってすぐ、俺たちが目にしたのは壮絶な光景だった。
「こ、これは一体……何があったんだ……！？」
「こ、康一！承太郎さん！！A！！」
全員血だらけで、そこらじゅうに倒れている。
最悪の事態が脳裏をよぎった。
死んでいる──！？
いいや、まさか……死んでいるはずがねえ！
「億泰！みんなの息があるか調べろ！生きていれば──クレイジー・ダイヤモンドで傷は治せる！！！」
「承太郎さんとAは息があるぜ！か、かろうじてだけどよォ……！」
くそ、あと二分でも俺たちがはやく着いていれば──……！！！
康一は重症だが、なんとか治せる！
全員、俺が治せる……！！
ひとまず自分を落ち着かせるべきか。
承太郎さんをクレイジー・ダイヤモンドで治しつつ、深呼吸を何度か。
──それにしても、出血は多くねえ……手当てとまではいかねぇが、止血──……？一体だれが……
康一のほうを見ても、出血が少なくないとはいえ、傷の割りには合わない。
──ますますわからねぇッ……一体なにが起こったっていうんだ……！？
ふと顔を上げると、…………芋虫みてーに這って動く奴が居る。
すうっと自分の興奮が冷めていくのが分かる。
「おい、妙な動きすんじゃあねーぜ」
「ゆっくり振り向け、面ァ見せろ……」
──今の仗助くんはすこぶる冷静だぜ……。
この男……こいつも血だらけだが、関係ねぇはずはねぇよなァ。
この場に居たんだからよォ──ッ！
「は、はやく治してくれ……！！！」
「『治してくれ』？……ほォ〜………てめーは俺のクレイジー・ダイヤモンドか見えてたな……つまり……てめーが敵だ！」
分かったぜ、馬鹿が引っかかりやがって……！！
「こ、こいつが殺人鬼ィ！？」
間違いねぇ、話しててわかった──こいつにはスタンドが……俺のスタンドが見えている！
「正体を現しやがったな……！！」
しかし────
「ゲェッ！！？」
「な、なにしてんだてめ──ッ！？」
──こいつ、手を……！自分で切り落としやがった！！！
涙まで流して、俺たちがあっけに取られているうちに走り出した。
「チィ！」
康一も承太郎さんもAも、すでに目を覚ましている……！
一連の話は聞いた。
この爆弾スタンド──……もとの左手に戻して……！
「ちと気味が悪い図だが……あの手の行き先を追うぜ！！そう簡単に逃がすかよ──！！」
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紫羅那＠お絵描き部(プロフ) - 絵がうますぎる…… ヾ(>ω<ヾﾉ三ヽ^ｼ>ω<)ﾉｼ (2019年5月7日 19時) (
レス) id: 824c90f62e (このIDを非表示/違反報告)
麦(プロフ) - 蜂さん» 蜂さんありがとうございます〜！そう言ってもらえてメチャクチャ励みになります……頑張ります！ (2019年5月3日 21時) (レス) id: f8001bfddc (このIDを非表示/違反報告)
蜂(プロフ) - 更新おつかれさまです！絵も文も好きすぎて！！無理せず頑張ってください！ (2019年5月3日 15時) (レス) id: fb72653bef (このIDを非表示/違反報告)
麦(プロフ) - 庄さんさん» 庄さん ありがとうございます……！！絵のほうも文のほうも頑張りたいと思います！ (2019年5月2日 2時) (レス) id: f8001bfddc (このIDを非表示/違反報告)
庄さん(プロフ) - 絵、上手....!!!もちろん小説の方も最高でいらっしゃる....!! (2019年5月2日 0時) (レス) id: 126b5dc4ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦 | 作成日時：2019年4月23日 13時
