Ep25 ページ25
「僕もなんか…………由花子さんのこと好きになっちゃったみたいなんだ。これって……恋かな…………？」
顔中真っ赤にして、好きだの恋だの言い始めた康一に、俺も──おそらく億泰も、あまりの衝撃に言葉が出なかった。
「おい億泰、聞いたかよ……スタンドも月まで吹っ飛ぶこの衝撃…………なんとあの由花子と……」
チュ、チューだとォ〜〜！！！？？
康一が！あの由花子と！？
まったく急展開だぜ……Aの言っていたことはあながち間違いじゃあなかったらしい。
しかし──。
「由花子もオメーも好き同士ってんなら、もう何も問題はねぇよな」
一時はどうなるかと思った康一と由花子の関係が、こうもめでたく纏まるとはな……。
「仗助くんはどうなのさ、Aさんのこと──好きなんじゃあないの？」
すっかり油断していたところに、さっきまで話していたAの名前を出されて、思わずギクッとした。
「いや、俺は……まだ…」
「仗助はよォ、こういうところ奥手なんだよなぁ」
「億泰……！」
「Aさんとお茶でもしたら良いじゃあないか！」
康一の話をしていたはずが、なぜ俺が二人から畳み掛けられているんだ……！
「分かった、分かったよ！分かったから、今は康一と由花子の話をどうにかしようぜ！」
俺の言葉でなんとかその話題は丸く収まった。
康一と由花子は──康一の問題だ。
俺たちが下手に関わることじゃあないし、お互い好き合っているのなら問題なんざ問題にすらならないだろう。
億泰は悔しがりながらも面白がって俺や康一の話を聞いているし、まったく油断ならねぇ。
「仗助ェ〜、忘れてねぇよな？ちゃあんと言ったんだからな、Aのこと……」
「分かってるっつーの……」
こういう時だけは本当に油断ならねぇよな、こいつはよ……。
ただ、康一も由花子のことを好きだとはっきりさせていたのだから、俺もどうにかしなくちゃあいけねぇのかな。
まさか、あの康一がね……。
「Aを誘うのは放課後でいいか…………」
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紫羅那＠お絵描き部(プロフ) - 絵がうますぎる…… ヾ(>ω<ヾﾉ三ヽ^ｼ>ω<)ﾉｼ (2019年5月7日 19時) (
レス) id: 824c90f62e (このIDを非表示/違反報告)
麦(プロフ) - 蜂さん» 蜂さんありがとうございます〜！そう言ってもらえてメチャクチャ励みになります……頑張ります！ (2019年5月3日 21時) (レス) id: f8001bfddc (このIDを非表示/違反報告)
蜂(プロフ) - 更新おつかれさまです！絵も文も好きすぎて！！無理せず頑張ってください！ (2019年5月3日 15時) (レス) id: fb72653bef (このIDを非表示/違反報告)
麦(プロフ) - 庄さんさん» 庄さん ありがとうございます……！！絵のほうも文のほうも頑張りたいと思います！ (2019年5月2日 2時) (レス) id: f8001bfddc (このIDを非表示/違反報告)
庄さん(プロフ) - 絵、上手....!!!もちろん小説の方も最高でいらっしゃる....!! (2019年5月2日 0時) (レス) id: 126b5dc4ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦 | 作成日時：2019年4月23日 13時
