立花彩先輩が憧れの先輩です！！

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なんで、ここに私を連れてきたんだろう？

話があるなら、階段で話せばいいのに

「小雨さんにね、是非聞いてほしいことがあるの」

真剣な顔をした彩先輩が、私に言う

「はい。なんですか？それは」

真剣な顔をして、是非聞いてと言っている彩先輩を断れるわけがない

「私の、、、、、、、、、過去の話。かな？」

彩先輩の過去？

なんで今？

「ふふっ。なんでだろ？って思ったでしょ？今の貴方は過去の私とそっくりなの」

えぇ！！

今の私が昔の彩先輩とそっくり！？

まさか！！

こんな有名な人が私みたいに、こんな平凡で嫌われ者のわけない！！

「私ね、中学のとき。友達が全くいなかったの」

え、、、、、、、？

「いつも一人で、友達の人数は１０人ぐらいだったの」

１０人、、、、、、、、

私が中学のときはまだいたなぁ

「初めて、浜田中学にいったとき。菜穂。菜穂に敵対視されてたの」

え！？今はあんなに仲がいいのに！？

「私達が仲良くなったのはちょっといろいろあってね、、、、、、」

ここから先は、聞けないかな？

私の直感がそう言ってた

「それに、中学の時は成績も良くないし、今もだけど可愛くないし。」

いやいや！！先輩は可愛いですよ！！！！

「だからね、秀明にいる有名な人たちとかと一緒にいたから、、、、、、、、
　他の女子からも敵対視されてた」

「だけどね、それがすっごく悔しくてね。頑張って勉強した」

すごいな、、、、、、、、

彩先輩はやっぱりすごい

私は憧れてるだけの、ただの後輩だからなぁ

「小雨さんもね、私と一緒にいることで悪口とかを言われるなら、私と離れたほうがいいかも
　しれない。だけど、私は離れたくない。だから、小雨さんも私と一緒に頑張らない？
　私はもっと勉強を頑張って、小雨さんは菜桜ちゃんと仲直り。
　どう？」

「はい！！頑張ります！！」

なんか、すごい約束しちゃったけど、まぁいっか

私、彩先輩との約束を守るため、武田菜桜と仲直りします！！

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