１１話 ページ12
話がある、その言葉にどきりと胸が跳ねた。
何の話？
目が泳ぐ、心が騒ぐ、ぐらりと揺れる視界に黄色が映えた。
｢放課後｣
ボソリと呟いた声は、自分のものとは思えないほど震えていて情けなくなる。
放課後に、聞くから。
そう告げて、センラくんと目を合わせる。
も、直ぐに逸らしてしまった。彼はわかったと頷いて私の手を離した。
それから彼は慌てたように物理の先生に謝りにいき、私は急いだように教室へ小走りで戻った。
SHRが終わり、教科書やらノートやらプリントやらをカバンに詰め込む。センラくんもSHRが始まるギリギリに戻ってきて、今は机に伏せてぐったりしている。
｢A〜、帰ろうぜ〜｣
成瀬がふらふらとよってきて、グイグイと私の鞄を引っ張る。
｢ごめん、先帰ってて｣
｢なんか用事あるの？｣
｢あ、うんちょっと……｣
へへ、と誤魔化すように笑えば成瀬はそっかと頷いた。それから少し考えるように視線を飛ばして、私の頭をぐしゃぐしゃに撫でた。
｢頑張れよ〜｣
笑ってそれだけ言うと、またふらふらと教室から出ていった。相変わらずの不思議な行動にふっと笑ってしまう。
｢Aちゃん｣
後ろから、私の好きな人の声が聞こえた。
×××
クライマックス。です。あと一週間で冬休みが終わるのでその間に書き終えて幕を閉じたいところ。あとがきしか思い浮かばないです。
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ゆりりん(プロフ) - 作者様ができるペースでの更新、お待ちしてます〜！ (2020年2月11日 22時) (
レス) id: 0d2ab6c1fe (このIDを非表示/違反報告)
スイ(さぶ)(プロフ) - わー！更新うれしいです！作者様のご都合がよろしいければ、是非続きを読みたいです！ (2020年2月2日 18時) (レス) id: a62436f372 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 更新待ってます (2019年9月22日 4時) (レス) id: cb8f9b9e68 (このIDを非表示/違反報告)
柊＊杏(プロフ) - やさん» うわわ、嬉しいです……！更新なめくじで申し訳ないですが頑張っていきますのでよろしくお願い致しますm(*_ _)m (2018年7月20日 18時) (レス) id: ea837a4017 (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - センラさんが彼女ちゃんと付き合ってしまって、隙ができて、成瀬ちゃんがとうじょうして、、いよいよドロ沼感見えてきましたすごくわくわくします（ ｉ _ ｉ ）頑張ってください大好きですー！ (2018年7月20日 7時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊＊杏 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2018年6月2日 14時
