１０話 ページ11
話が長いことで有名な物理の先生の話を流すように聞く。頬杖をついてぼーっとしながらペン回しをする。
午後の授業も、1ミリも頭に入りそうにない。
開いただけのノートは真っ白で、今から板書を写そうとしても手遅れであろう状態だ。
ふっと目だけでぐるりと周辺の席を見渡すとぽっかりと空いた席をみつける。
センラくんの、席。
昼休みから戻っていないのか、あれ以降1回も彼の姿を見ていない。
単位、大丈夫なのかなぁ。
ぼんやりと空いた席を眺めているとチャイムが鳴り響く。これで今日の授業も全て終了だ。
挨拶後、みなが思い思いに机の上を片付け散り散りに教室へ帰っていく。
私もそれに習うように片付け、立ち上がった。廊下を出て、数歩歩いた時、腕をひかれる。
｢わっ、｣
体制を崩しながらも振り向くと、そこにはセンラくんがいた。
｢…ど、どうしたの？｣
｢話したいことがあるんやけど｣
彼は真剣な目でそういった。そんな彼の左頬は少し赤く色づいていた。
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ゆりりん(プロフ) - 作者様ができるペースでの更新、お待ちしてます〜！ (2020年2月11日 22時) (
レス) id: 0d2ab6c1fe (このIDを非表示/違反報告)
スイ(さぶ)(プロフ) - わー！更新うれしいです！作者様のご都合がよろしいければ、是非続きを読みたいです！ (2020年2月2日 18時) (レス) id: a62436f372 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - 更新待ってます (2019年9月22日 4時) (レス) id: cb8f9b9e68 (このIDを非表示/違反報告)
柊＊杏(プロフ) - やさん» うわわ、嬉しいです……！更新なめくじで申し訳ないですが頑張っていきますのでよろしくお願い致しますm(*_ _)m (2018年7月20日 18時) (レス) id: ea837a4017 (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - センラさんが彼女ちゃんと付き合ってしまって、隙ができて、成瀬ちゃんがとうじょうして、、いよいよドロ沼感見えてきましたすごくわくわくします（ ｉ _ ｉ ）頑張ってください大好きですー！ (2018年7月20日 7時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊＊杏 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2018年6月2日 14時
