ep.20 ページ20
堂安「寒いやろ」
『…ありがとう』
私の手を繋いでゆっくり歩いてくれる律くんに申し訳なく感じた
『……律くん』
堂安「んー?」
『……私のどこがすきなの?』
堂安「全部」
『…… 全部?笑』
堂安「うん笑 正直なところ、強いところ、碧を呼ぶところ、楽しそうに碧と話してるところ、左だけできるエクボ、小さい顔に、クシャってなる笑顔、全部が愛おしくて、A見るとその日はいい1日になる気がした」
『……笑笑』
堂安「Aは? 何で俺と付き合ってくれたん?」
『無意識に泣いてる律くんを見て、嘘じゃないって思ったから。律くんなら信じれるって……』
堂安「……」
『……笑』
堂安「A、」
『ん……?』チュ
この瞬間
世界には私と律くん
2人だけになった気がした
音が消えて
私たち2人を照らすライトだけが光った
堂安「……」
『……ファーストキスは観覧車って決めてたのに……笑』
堂安「……笑笑 もう1回やろっか笑」
『ねぇ笑笑』
堂安「笑笑」
ー
輝「彼女にとって彼はかけがえのない存在となりました。もちろん、彼にとっても彼女の存在は大切なものでした。
113人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mim | 作成日時:2022年12月24日 3時