千の夜をこえて (ページ18)

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ep.18 ページ18

『お兄ちゃん、学校行こ』

碧「来てるぞ笑」

『え？』

律さんの姿があった

碧「お兄ちゃんはいいから律と一緒に行きな」

『……』

ｶﾞﾁｬ

堂安「おはよ！」

『おはよ…』

堂安「っしゃ！行こか！」

『律さん家遠いじゃん…』

堂安「んーまぁ、でも、朝からAとおりたいし』

『…』

堂安「それとさ……律さんやなくて律くんがええんやけど」

『律くん』

堂安「うん！それ！最高！」ｷﾞｭｯ

『……え、ちょ……』

暖かった

優しい手の温もりが

凄く

ｰお昼ｰ

「あれってさ、堂安先輩じゃない？」

「かっこいい……」

堂安「A！」

『律くん、どうしたの？』

堂安「どうしたのって飯一緒に食うに決まってるやん！ほら行くで」

『あ、ちょっと待って！』

ソラ「笑笑」

お昼は屋上でご飯を食べた

サッカーの話をしたりお互い好きな曲を聴きあったり

たわいもない時間を過ごした

ｰ放課後ｰ

碧「A…堂安「A！」

『律くん』

碧「帰るん？」

『うん！』

堂安「気をつけて帰るんやで」

『ありがとう笑律くんも練習頑張ってね』

堂安「ありがとう。夜電話するわ」

『うんっ』

薫「律に取られたなー笑」

碧「…笑笑」

ｰ夜ｰ

『もしもし』

堂安「ごめん風呂はいってて遅くなった」

『大丈夫』

堂安「来週の放課後部活オフやからデートしよ！」

『デート？笑』

堂安「うん笑何する？パフェでも食う？笑」

『律くんパフェ似合わない笑』

堂安「何でやねん！笑」

楽しかった

律くんといる時間全てが

ー