第4話 ページ6
ーアレンサイドー
教団にきて早くも一ヶ月が経った
色んな人と任務に出る日々の中教団の生活に慣れてきた時に
コムイさんに呼び出しを受けた
また任務かなと思いながらコムイさんの部屋へと向かい部屋の扉を開けた
失礼しますと中に入ればコムイさんのほかにもう一人
真っ黒な教団のコート、室内にも関わらずフードを被っていた
そして何より印象を受けたのは、黒い狼を模した仮面をつけてることだった
コートの上からでも分かる細さと小柄さに女性だと分かる
軽く自己紹介をしても仮面をつけてるせいで表情は窺えない。
対応に困っていれば部屋の扉の方へと向かってしまい、部屋を出る前に一言短く告げて出て行ってしまった
ア「え、えっと。僕、何かしちゃいましたかね」
コ「気にしないで、彼女すごーくシャイなだけなの。慣れていけば普通に話せるようになるよ」
デ「そうそう、それまでめげずに話してやってほしいんじゃん」
アレンとコムイの話に割って入ったのは扉に背を預けているデイシャ・バリーだった
ア「あの?」
デ「俺はデイシャ、デイシャ・バリー。さっきのお面つけた嬢ちゃんは俺の妹のチェシャ・バリーっての。コムイの言ったとおりちょいと普通の人より恥ずかしがり屋でね、俺やマリのおっさんや神田とティエドールっていう元帥には懐いてんだけどよ、コムイを始めたほかの連中には、ああして短く話すのがあいつの精一杯なんじゃん」
軽い自己紹介をしながら彼女、チェシャの話をするデイシャ
アレンは途中「え!?」と驚いていた
ア「あ、あの人、神田と仲いいんですか?」
デ「驚くところそこ?、まあ最初からそうだったわけじゃねえけどな。それでも慣れれば仲良くなれるからよろしく頼むじゃん」
大人しい、というかクールな第一印象を持ってしまったアレンにとって神田と彼女が仲がいいなんて想像つかないそうだ
まあ分からないでもないがと笑うデイシャにそういえばとコムイが口を開く
コ「デイシャはどうしてここに?」
デ「チェシャがちゃんとコムイの部屋に来たか確認しに来たんじゃん。でも今いないと言うことは、今頃食堂じゃん」
ア「ご飯を食べにですか?」
デ「いや、間食用のおやつをもらいにじゃん」
ア「え」
やっぱりクールなイメージが拭えないアレンにはそれさえ衝撃ものだった
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薬月(プロフ) - 初コメ失礼致します!この作品の続きが楽しみです!更新頑張ってください!! (2019年7月3日 19時) (レス) id: 6bbbbec88d (このIDを非表示/違反報告)
如月 唯奈 - Dグレ、久しぶりに読んだ。やっぱアレンいいな〜! (2018年12月30日 17時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
吠舞羅 - 気づくとしおりしてくださってる方が8人!評価5もされていて驚いています (2018年5月25日 15時) (レス) id: 66b9408413 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:吠舞羅 | 作成日時:2018年3月21日 23時