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みっつ ページ4
『い…い、ですよ』
「ほんまに！？やったぁ！」
お兄さんは、よいしょっと言いダンボールから出る
「よーし、おねぇさんのお家帰りましょう？」
家に着くまでの少しの間
私は沈黙で歩き、お兄さんは聞いたことのない言語の歌を口ずさみながら後ろを着いてきた
そういえば、なんでOKしちゃったんだろ。…なんていうか、あの瞳で見つめられると断れなかった
.
.
.
『着きましたよ』
「わぁい！」
長い袖をパタパタさせる彼を横目で見ながら鍵を開ける
さっきは色気のあるお兄さんって感じだったけど、意外に子供っぽい
『どうぞ』
「入ってもええの？」
『…いいですよ、？』
さっきは拾ってくれなんて言ってたのになにを今更遠慮してるんだこの人は
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作者名：らると | 作成日時：2023年10月16日 1時
