虹の祓魔師【青の祓魔師】

One ページ3

「ハッ!!!」

ﾊﾞｷｨ

「イッテェ。」

「あ、あああ悪魔だぁぁ!!!」

不良どもは私が軽く殴っただけですぐに逃げ出しやがった。

「悪魔…か。そうだよバァカ。」

私は小さく悪態をついた。

下には可哀想な鳩達が散らばっている。

「ごめん。」

私は小さく呟いた。



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鳩を供養した後、修道院へ帰った。

「ただいま。」

「お帰り、定食屋のおばさん元気だった？」

「うん。」

雪男は私の双子の弟だが、二卵性の為余り似ていない。

「遅かったな、何かあったのか？」

この人は私達の育ての親、でも私は前世で親が居なかったから本当の親だと思っている。

「何か変な黒いの見付けて、着いて行ったら……馬鹿が鳩の足をナイフで切ってた。それで、馬鹿を殴ったら遅くなった。」

「……そうかぁ。」

「父さん……」ﾎﾞｿｯ

「分かっている。」ﾎﾞｿｯ

何かボソボソ言ってますけど聞こえてますよ。

「月乃、夜中に雪男と一緒に俺の書斎にこい。……大事な話がある。」

「うん。」

大事な話……か、私が悪魔だって事かな？




私は深夜に神とやらを憎むことになる……

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