ふたつ ページ3
目を開けたとき、最初に飛び込んできたのは鼻眼鏡をかけた襟足の長い白髪に金の瞳を持つ、全体的に白くて儚そうな外見の麗人だった。
「あっひぁひぁ!!」
や、やべぇは、鼻…め、がね…ブフォ…
ツボりました。
「主と三日月!!神月が爆笑したぞ!!笑いすぎて涙目だ!!」
声低っ!!しかも性格が残念そう…プフッ……
「本当か!?」
「鶴丸本当!?」
おぉう…父さんと母さんが来た。てか私の目は見えるようになんの早いな。
さてと、どんな人かな…
私は一旦笑うのを止め、まだ据わっていない首を動かして横を向き、絶句した…
青い狩衣を着た青色がかった黒髪に、三日月を宿した瞳を持つ又もや儚そうな麗人と、巫女服を着た背中までの緩く癖のある銀髪に黄金色のタレ目の巨乳美人がいたからだ。
………うん、美男美女だね。いるだけで絵になるわ。
でも言わせて…
色彩が人外じみてるのは何故!?
「おーい。大丈夫か？」
白い人の声で私は我に帰った。
あっぶねぇ…驚きすぎて息止まるかも知れなかったわ…
「俺は鶴丸国永、君が大きくなったら悪戯を教えよう！」
鶴丸は鼻眼鏡を取りながらそう言った。
てか母さんと父さん貴方の鼻眼鏡みて俯いて肩をプルプルさせてるよ。
「ちょっと鶴丸さん!!今日は僕と畑仕事なんだから逃げないでよ!!」
その時、黒髪に金の瞳で右目に眼帯をしている格好いいジャージを着たイケメンが入ってきた。
てか外見ドSで俺様っぽいのに一人称僕で口調オカンとか……
「み、光忠…その、神月をあやそうと思ってな…」
「言い訳は聞かないからね!!ほらサッサと行くよ!!」
「……はい」
訂正。口調だけでなく中身もオカンでした。
その後、光忠さんと鶴丸は去っていった。
嵐みたいだったな…
「神月よ」
あ、父さんだ。
父さんは私をゆっくり、慎重に抱き上げて微笑んだ。
微笑みも美しいですねmy daddy.
「鶴は面白いだろう？」
「あい!!」
あ、やべっ変事しちゃった。
案の定父さんと母さんは驚いたように目を見開いた。
だが次の瞬間、二人は満面の笑みを浮かべた。
「もう僕達の言葉を理解できるんだね!!」
「利口な子よな！」
ぇ…あ、うん。理解。家の親は親バカなんだね…
でも、大事にされるのは…嬉しいな。前の親と違って……
あの人達は、私に無関心だったし。
まぁもう前世の話だからね。今を楽しむとしますか！
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ゆきな(プロフ) - 分霊達を…主様…あの審神者火炙りしても宜しいですか？←。これからも無理せず頑張ってください！ (2020年9月29日 2時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね！ (2017年12月30日 21時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - うぅ(泣)…分霊のみんな…姫野何してくれとんじゃーーー！！可愛い可愛い短刀達を生き地獄に落とすだなんてーー！……………更新待ってます！ (2017年10月25日 3時) (レス) id: 9b1390adf3 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉若 - 気になります。更新お願いします (2016年10月27日 5時) (レス) id: ecf66b360b (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - うぁ・・・・グッ・・・がァ（（泣・．(ToT)・．・， ・・・グズッ・・・ズズッ・・すみません想像したら涙が・・・更新待ってます。 (2016年9月16日 19時) (レス) id: bf8b5df6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お雪 | 作成日時：2015年2月7日 20時
