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83.おかえり ページ34

ねね「お前様!お前様!帰ってきたよ!」


秀吉「おお!!一愛達がか!半兵衛!みんな!!」




秀吉の声にみんなが集まる


半兵衛「…一愛」






馬から降り、一愛はみんなに向き合う





『…ただいま』





半兵衛「…おかえり」









はく「ふぅ…」



一愛が大広間でみんなに囲まれているのを横目にはくは抜け出し、庭を歩く



ああゆう大勢は苦手だ


あの人達のことは嫌いじゃないけど、



どうもそれ以上踏み込もうとゆう気にはならない


私は姫様がいればいいんだ



「はく」

はく「う。」



久しぶりの声に思わず肩に力がはいる



はく「(…この、声は…)」



ゆっくり声がした方へ振り返ると

はく「…やっぱり…」


吉継「…久しぶりだとゆうのに、あまり嬉しそうではないな」

はく「久しぶりってわけでもないでしょう…?数日だけじゃないですか…」

吉継「そうか?俺にはもっと長かったような気がしたのだが」

はく「知りませんよ」

体はそのままに、顔だけを吉継の方に向け皮肉を吐く


吉継「まぁなんだ、土産といってはなんだが、話でも聞かせてくれ」

はく「…そんなのありませんってぇ…」


吉継「あんなに大量に野菜をもらっておいてなにも向こうでなかったとこはないだろう?」

はく「……」


めんどくさい…


正直そんなことを思いながらはくは体を吉継の方に向ける


吉継「ん?」

その時、吉継はなにかに気づいたのかはくの足をみた

はく「ん?」


吉継「怪我、してるぞ」

吉継が指差す自分の足に視線を落とすとすねの辺りをなにかできっていた

はく「あれ?こんなのいつの間に…?」

馬でかけているときに枝とかできったのか?



吉継「部屋にこい、手当してやる」

はく「えぇ、良いですよそんなの、気づきませんでしたし、こんなのすぐになお…」
吉継「はく」

はく「……はい、」


なんとも言えない吉継の圧に飲まれ、しぶしぶはくはうなずいた





吉継「いいか?ちょっとした怪我でもほっておけば後々大きな…」

はく「…はぁ…」

部屋に入ったはくはいきなり始まった説教にため息を漏らした

吉継「聞いているのか」

はく「聞いてますよ」


こんな怪我ごときで大げさな…


吉継は治療道具を棚からだしてくるとはくの前に座った

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サクラハナミズキ(プロフ) - 稀代さん» ありがとうございますっ!すごく嬉しい…(*^^*)!更新がんばります♪ (2019年6月21日 17時) (レス) id: db2bd56246 (このIDを非表示/違反報告)
稀代(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年6月19日 21時) (レス) id: 409dd2a048 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクラハナミズキ(前名:桜 水樹) | 作成日時:2019年3月27日 8時

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