53.真実 ページ4
隆景「……ふぅ」
馬を走らせながらふとため息をつく
あの方が……一愛殿…
…次会えるのは彼女たちが安芸へ着いたときですね
そんなことを思っていると…
………………ドドドドドドドドドドドド
『………ちょっっとまったぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!』
隆景「ぁぁぁぁああああ!!!???」
回収。
隆景「え、えーと…本当に…よろしいのですか…??」
ここは一愛が借りた部屋
隆景は畳の上で正座をして固まっている
『はい』
隆景「えええ…!?で、ですが貴方は女性ですし…やっぱり男女が同じ場所で夜を明かすなど…///」
すると顔を真っ赤にした隆景がうつむきながら話す
『いやいやいや、語弊がありますって。あとなに照れてんですか。』
ぴしゃりとツッコむ一愛
『部屋は幸い全て空いていて二部屋あるんです。一部屋をはくと使ってもう一部屋を使ってください』
はく「(ひ、姫様と同じ部屋……///)」
『なんでお前も照れてんだよ。』
隆景「ですが…貴方は仮に女性なのですよ…!?隣の部屋に男性を泊まらせるなんて…!///」
『まって、なんで私今説教されているんですか。』
『…別にあなたの部屋へ夜しのび込んで襲おうなんてしませんよ。』
隆景「え、逆じゃないですか?それ」
『?』
『…貴方はそんなことなさるような人ではないでしょう?』
隆景「まぁ…はい…///」
『ならよかった』
そういい、にこりと笑う一愛
顔を隠していた笠は外しており、心を許している証拠だ
隆景「(…夜這いなど…絶対にいたしませんし…てかできませんし…半兵衛殿に確実にやられます…)」
ちらっとはくの方に目を向ける
はく「°三°」
隆景「(半兵衛殿以前に、後ろの圧をはなっている方に三枚おろしにでもされそうです…)」
はく「(姫様に手を出したらミンチにしてやる…)」
【その上をいっていた】
『…それでは…話して下さいますか?』
隆景「……その前に、貴方の事を教えてくれませんか?」
『へ…?』
隆景「母方殿は幼い頃の私と面識があったかたなのでしょう?ですが、それだけでは私にはわかりません。」
隆景「歩き巫女ではないのでしょう?」
『う…嘘だってこと…見抜いていたのですね、やっぱり…』
隆景「まぁ…(半兵衛殿から書状いただいてましたし…)」
20人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サクラハナミズキ(プロフ) - 稀代さん» ありがとうございますっ!すごく嬉しい…(*^^*)!更新がんばります♪ (2019年6月21日 17時) (レス) id: db2bd56246 (このIDを非表示/違反報告)
稀代(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年6月19日 21時) (レス) id: 409dd2a048 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サクラハナミズキ(前名:桜 水樹) | 作成日時:2019年3月27日 8時