64.安芸国6 ページ15
隆景が村のほうへ降りると一愛ははくと民一緒に大きなおにぎりを食べていた
「いやぁ、いい食いっぷりだぁ。特にこっちの小せぇ方は」
そういいながら一人がはくと頭を乱暴に撫でる
はく「小さ…!?失礼な!!身長平均ありますから!!」
「wwww」
『いじめないであげて笑笑笑』
隆景「…」
なんかめちゃくちゃ仲良くなってる
『あ、隆景さん』
一愛は隆景に気付き、おにぎりを隆景の方へ差し出す
隆景「そういえば、お昼まだでしたね」
白い米が光ってる
美味しそうだ
自分が空腹だったことに気がつき、おにぎりを受けとる
はく「すごいですよね!?これ去年のお米なんですよ!?めちゃくちゃおいしい…!」
はくが少し興奮気味で隆景の方へ駆け寄る
はじめの警戒心が嘘のようだ
『(すっかりおにぎりで心開いてる…)』
受け取ったおにぎりを口に運ぶ
はく「ね!美味しいですよね!?」
隆景「え、あぁ…そうですね。すごい美味しいです」
いつもと変わらない味の米だ
いつも食べている味
隆景「(でも…)」
どうして、こんなにもおいしく感じるんだろう…?
『ふふ、こらこらはく、そんなにつめよっちゃ隆景さんが困ってるじゃない』
隆景「(あぁ、なんだろう…?)」
すごく幸せだ
隆景がおにぎりをペロリと食べ終わったのを確認して一愛は集まっている民の顔を見渡した
『だいたいそろってますかね…?』
そう言うと一愛は一人一人に説明するかのような口調で喋りはじめた
『いいですか?今からすっっごく、大切な話をするので聞いてくださいね』
はく「(大切な話…?)」
「ん?なんだなんだ?」
一愛は真剣な顔をし、隆景の方を一見する
隆景「…?」
『私と隆景さんとの関係です』
はく「あ…」←忘れてた
「なぁーんだ、その話か」
「なんもいわんでいいですよぉ。わかってますから」
『え…?』
「どっかの神さんに仕える巫女さんなんだろ?大丈夫だぁ、隆景様なら神さんも許してくれる」
「だから安心して嫁にきてくだせぇ」
『全然わかってないじゃないですか!!』
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サクラハナミズキ(プロフ) - 稀代さん» ありがとうございますっ！すごく嬉しい…(*^^*)！更新がんばります♪ (2019年6月21日 17時) (
レス) id: db2bd56246 (このIDを非表示/違反報告)
稀代(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年6月19日 21時) (レス) id: 409dd2a048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラハナミズキ（前名:桜 水樹） | 作成日時：2019年3月27日 8時
