特進クラスの姫君【新・信長公記】

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A「みやびちゃん、そのセット何？」


みやびちゃんが何やら怪しげな道具や蝋燭を机に置く者だから気になった



みやび「占いでございますわ」


秀吉「占い？それって、僕らの運命も…？！」


みやび「占いません。」


上杉「日下部、占いできるのか？」


みやび「上杉くん、占ってみますか？」


上杉「いいのか？是非占ってもらおう」



興味津々の上杉くんが前に座って、占い中。



みやび「なるほど。

上杉くんは、
毘沙門天様の生まれ変わりです」




毘沙門天？



上杉「やっぱりそうだったのか…」



上杉謙信は毘沙門天の生まれ変わりだと称して、
家臣たちにも言い聞かせてきた、
という説がある。



上杉「おい日下部のかなり占い当たるぞ」




上杉くんの一言で、
武将たちが俺も俺もと寄ってきた





順番に占ってるんだけど、
もしかして、

あ、いや、ほぼ確で占いじゃなく歴史オタクの知識言ってますよね、？


同じ歴女だから分かっちゃったよ。
私には。






みやび「伊達くんは、コスプレも好きですが、
手紙を書くのも好きですよね？」



伊達「何と……。当たっている」



上杉「Aちゃんも占ってみてもらってはどうだ？」


A「え、私？」


残念ながら私クローンじゃないんですよねー…







.





教室に数名しか居なくなった時、
本多くんが少しモジモジしながら占いコーナーにやってきた




本多「なぁ、これって恋愛運もわかるのか？」


みやび「まさかの恋愛相談ですか？」



そりゃあみんなの前では占ってもらいにくいわな。




本多「実は今気になってる人がいる」


みやび「はい？！」



みやび「……大丈夫です！うまくいきますわ！
何かか相手が喜ぶプレゼントとかあげたら良いかもしれません」


本多「本当か！？」


みやび「…そう思いますわよね？！」


こちらに助け船を求めてきた


A「ああー
まぁそりゃあ貰ったら相手は嬉しがると思うよ？」


本多「そうか、！
で、お前はどうなんだ？」


A「え？私？」


本多「気になってる奴いねえのか？」


A「気になってる人？」






本多くんにそう聞かれて、
"彼"の顔が思い浮かんだ。

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