【あんスタ】僭越ですが！《七種茨》（８）

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NAGISA









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乱「けれど、」









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乱「Aさんにとって、日和くんは、」








乱「代替不可能の唯一無二の存在」









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乱「茨との距離が縮んでも、」








乱「日和くんを無下にするようなことは、」








乱「Aさんは、決してしないよ」









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巴「…本当に？」









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乱「うん」









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日和くんも、きっと気が付き始めている。









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茨とAさんを取り巻く雰囲気が、


少しずつ、少しずつ、変化していることに。









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ただ、それを日和くんは受け入れ難い。









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それはまるで、下に兄弟が生まれ、


突然母親を取られてしまったかのような。









実際に自身が弟という立場の


日和くんからしてみれば、


今まで経験したことのない感覚。









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でも、安心して欲しいな、日和くん。









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日和くんの中での、Aさんの存在感と


茨の中での、Aさんの存在感。









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そしてAさんの中での、


日和くんと茨、それぞれの存在感。









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それらは、まったく異なるものだから。









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