お留守番 ページ25
A｢では、行ってきます｣
4人｢行ってらっしゃい｣
玄関でのお見送り。中学生以来のことだ。何かちょっと嬉しい。私は小さく微笑んだ。
｢絶対帰って来いよ｣と梵天丸から命令を受け、頷く。次期筆頭のご命令だからね。私は小走りで駅へ向かった。
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佐助side
彼女を見送り、居間に戻る。1人彼女がいないだけでとても静かだ。
さて、弁丸はというと…早速昨日やった『戦国BASARA』を梵天丸と一緒にやり始めていた。画面の中では、弁丸が『真田幸村』、梵天丸が『伊達政宗』である。
画面の中の俺様はとても弱くて、多分弁丸にも及ばないのだろう。悔しいので、みんなが寝た後に彼女の許可を貰ってレベルを上げようと思っているのだ。
俺様と右目の旦那は特にやる事も無く、2人の様子を見ていた。
小十郎｢なぁ、アイツのこと、どう思う｣
佐助｢どうって言われてもね｣
まだ俺様はアイツのことを名前で呼んでいない。もちろんそれは右目の旦那もだ。
距離感というか、壁がある。まぁ一応、身分も高いので、あまり下手には近づけない。
でも、それとは裏腹に彼女を弄りたいという感情が出てくる。ご両親が言ったように、彼女には男性への免疫が無い。だから一つ一つの表情が面白いのだ。
佐助｢ねぇ右目の旦那。彼女のこと、名前で呼んでみてもいいかな｣
小十郎｢何か変なもの食ったか？｣←
佐助｢彼女の料理食べたからかも｣←
小十郎｢それで、何を企んでいる｣
佐助｢別にー。ちょっと面白い事をね｣
ハメ外し過ぎるなよと忠告を受けたが、元からそのつもりだ。だって遊びだしね。さぁーて、どんな風に弄ろうかな。考えるだけでワクワクしてくる。
弁丸｢さすけ、気持ち悪いでござる｣
佐助｢え…！顔に出てた？｣
梵天丸｢さっきから口元がニヤけてんぞ｣
小十郎｢…｣
3人からの冷たい視線が刺さる。俺様としたことが。忍び失格じゃないか。
ごめんと軽く謝り、場の空気を和ませる。弁丸と梵天丸はすぐゲームに戻ったが、右目の旦那はコソコソと話しかけてきた。
小十郎｢…てめぇ、さっきから何を考えてやがる｣
佐助｢何って、Aちゃんの事だけど｣
小十郎｢あいつに何かあるのか？｣
佐助｢何かあるっていう訳じゃないけど、昨日の事をちょっとね｣
小十郎｢….てめぇ、まさか！｣
佐助｢ご明察〜｣
流石は右目の旦那、ダテじゃないね。まぁ、もちろんだけどアンタも巻き込んでやるからな。
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つる(プロフ) - 葦原 さくらさん» コメント、ありがとうございます！蒼紅、いいですよね〜！読んで下さっただけ、光栄の極みです！ゆっくりですが、頑張って更新しますね！ありがとうございました！！ (2018年5月24日 2時) (
レス) id: 5e578453d0 (このIDを非表示/違反報告)
葦原 さくら(プロフ) - コメント失礼致します。蒼紅推し、わかります。私は政宗様が推しですが、幸村も好きなので。とても楽しく読ませて頂きました。お忙しいとは思いますが、更新頑張って下さい。応援しております (2018年5月23日 15時) (レス) id: 1d858c77e8 (このIDを非表示/違反報告)
つる(プロフ) - 来兎さん» ありがとうございます！そう思っていただけて嬉しいです！頑張りますね！ (2018年4月22日 20時) (レス) id: 3957b1ebb1 (このIDを非表示/違反報告)
来兎 - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年4月22日 1時) (レス) id: a4dbc12876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲 | 作成日時：2018年4月16日 1時
