『戦国BASARA』 ページ17
A｢そ、そんな事…！｣
私は誤魔化すように席を立ち、とある物に手に取る。『戦国BASARA』だ。
テレビをつけ、お子様が起きないように音量を下げる。ディスクを取り出しWiiにセットし、『戦国BASARA3』を始めた。
佐助｢何それ？新しいカラクリ？っていうか拗ねてるの？｣
A｢……｣
私は佐助には目もくれず、画面を操作。今日はどのキャラでやろうかなんて無理やり考えながら進ませる。
じゃあ今日は『奥州筆頭・伊達政宗』で。ちょっと腹いせで上田城でも攻めますか。仲間はもちろん小十郎。
小十郎｢お、おい！どうして俺が…！｣
佐助｢は？ちょっと待って！上田城って御館様の…！｣
えぇい！！知ったこっちゃねぇ！！Let's partyと行こうじゃねぇか！！！←
政宗『Ya-Ha-!』
『奥州筆頭』の称号を付けた政宗は六爪で攻め込む。水門を崩して水位を下げ佐助とのバトルの所へ。
隣にいる佐助は理解出来てないようで、画面を凝視。小十郎もまた驚きを隠せないようだ。
佐助｢俺様が2人？？え、今から戦うの？俺様と？｣
小十郎｢お、俺が猿と….？いや、あの青い服の野郎がか？｣
それ『伊達政宗』だよ。ほら、ソファーで寝てる梵天丸の大人の姿。
私は一呼吸して呟いた。
A｢…猿飛佐助、覚悟ー！｣
佐助｢え、えぇ！？｣
画面の中で佐助は政宗によって叩きのめされる。ちなみにステージは『普通』で、政宗のレベルはMAX。
佐助｢俺様死んじゃうの！？ちょっとォ！？｣
私は佐助の言葉など気にせず、討ち取った。小十郎はモアイ像のような表情で黙ったまま。
A｢ふん、脳裏に焼き付けておくんだな｣
少し冷酷な口調で言い、『進軍先を選ぶ』を選択し、別のステージを選ぶ。佐助は｢俺様もいつか殺られちゃうのかな、……｣と呟いていた。
小十郎｢ちょっと待て。何故俺達がこのカラクリの中にいるんだ！このカラクリは何だ！｣
A｢ゲームっいうカラクリ。現代の遊びだよ｣
小十郎｢げぇむ…？｣
A｢うん。で、これは『戦国BASARA3』っていうゲーム。こっちの世界ではこの中が貴方達の存在なんだよ｣
佐助｢ってことは、俺様達ここから来ちゃったのか？｣
A｢多分そういう事｣
小十郎｢それで戻れる方法がわからないということか｣
佐助｢まぁ考えたって仕方が無いじゃん？だからさ、それやらせてよー｣
A｢え？｣
佐助｢なんか楽しそう｣
佐助は何かを企むような顔で私を見る。嫌な予感しかしないわ…。
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つる(プロフ) - 葦原 さくらさん» コメント、ありがとうございます！蒼紅、いいですよね〜！読んで下さっただけ、光栄の極みです！ゆっくりですが、頑張って更新しますね！ありがとうございました！！ (2018年5月24日 2時) (
レス) id: 5e578453d0 (このIDを非表示/違反報告)
葦原 さくら(プロフ) - コメント失礼致します。蒼紅推し、わかります。私は政宗様が推しですが、幸村も好きなので。とても楽しく読ませて頂きました。お忙しいとは思いますが、更新頑張って下さい。応援しております (2018年5月23日 15時) (レス) id: 1d858c77e8 (このIDを非表示/違反報告)
つる(プロフ) - 来兎さん» ありがとうございます！そう思っていただけて嬉しいです！頑張りますね！ (2018年4月22日 20時) (レス) id: 3957b1ebb1 (このIDを非表示/違反報告)
来兎 - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年4月22日 1時) (レス) id: a4dbc12876 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東雲 | 作成日時：2018年4月16日 1時
