【あんスタ】瀬名泉の年の離れた妹は溺愛されています Ⅱ (ページ35)

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side 皆木

万里が昨夜サプライズで帰ってきたのが相当嬉しかったのか、Aは起きてからもずっと万里にベッタリだ。

『ばんちゃ、ぎゅー♡♡』

摂津「分かった分かった、俺はどこにも行かねえって」

瑠璃川「小さい頃から好きなのがネオヤンキーなの心配。紬ならまだしも万里って」

七尾「そうッスか？万チャン、Aチャンには相当優しいッスよ！様になってるッスよね！！」

本人よりもガヤガヤ騒がしい周りに何か言いたげな顔をしている万里だけど、腕の中で嬉しそうに抱きつくAが相当可愛かったのか優しい顔で頭を撫でている。

碓氷「俺だってそのくらい……！」

皆木「そうやってすぐ張り合わない！もう少しで瀬名くんお迎え来てくれるみたいだからそれまでいい子に待てるか？」

『あいっ！ Aたんできうー！！』

皆木「それにしてもほんとに万里帰って来てからご機嫌だなー」

『Aたん、ばんちゃ、らいしゅきなの、……(照)』

そう言って万里の腕の中に隠れたAのちらりと見える耳は真っ赤だった。言われた万里も珍しく照れているように見える。

瑠璃川「おチビちゃん熱でもあるのかな、ネオヤンキーにこんなに素直なの見たことない」

向坂「それくらい万里くんに会えて嬉しいってことだね！いいなあ、僕も万里くんとみたいになりたい」

摂津「チビちゃんがこうやって甘えてくんの珍しいな。兄ちゃん居なくて寂しい？」

『ばんちゃいゆ！』

茅ヶ崎「ははっ、よかったじゃん。万里モテ期到来〜〜」

居るはずがない人の声がしたからみんなで振り返るとそこには繁忙期で死んでいるはずの至さんたちの姿があった。

卯木「Aにお土産もあるよ」

瀬名「Aただいま。待っててくれた？」

『っ、にぃー！！！！(抱)』

瀬名「Aお待たせ。一緒に帰ろうか(抱)」

本当のお迎えは今日の夜なはずなのに昼間にどういうことかと首をかしげてるとこそっと至さんたちが教えに来てくれた。

茅ヶ崎「泉くん、早く撮影終わったって言うからお迎えに行ったんだよね。早く2人会わせたくて」

摂津「そっすか、寂しそうだったんでよかったっす」

卯木「万里モテ期なのによかったの？」

摂津「おチビはあれでいいすからね」

そうやって言う万里だからこそAに好かれるんだと思う。でも俺らも待ってるから今度は兄妹揃っていつでも来ていいからな

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