【あんスタ】瀬名泉の年の離れた妹は溺愛されています Ⅱ (ページ34)

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side 佐久間

さっきまで莇くんと楽しそうにお話してたAちゃんなんだけど、やっぱり寂しくなっちゃったみたいで俺ににだからながら泣いている。

泉田「大丈夫か？」

古市「そりゃあ兄ちゃん居なくて茅ヶ崎達も居ないとなると寂しいだろうな」

佐久間「Aちゃん、大丈夫だよ。大丈夫大丈夫、お兄ちゃんもちゃんと帰ってくるし他のみんなもまた会えるからね」

『……ひっく、、ぇーん、(泣)』

甘えたようにすすり泣くAちゃんをあやしてるとガチャガチャと扉の開く音がした。

摂津「おチビちゃんは泣いてるのかー？(笑)」

『……ばんちゃ、！！！(泣)』

泉田「万里さん今日は帰って来れないって言ってなかったすか」

摂津「ん、まァな。忙しいは忙しいんだけどAに会いたくて帰ってきたわ」

ヒーローみたいな万里くんの登場にAちゃんの涙はより溢れて来た。そんなAちゃんをからかうように、でも甘やかすように抱き上げる万里くんは本当にかっこいい。

古市「こんなに泣かせたのは摂津のせいだからな」

摂津「ちょ、俺なんで怒られてるんすか？ Aだって俺に会いたくて泣いてたもんな？」

『ばんちゃ、ぎゅう、、(泣)』

佐久間「Aちゃん、万里くん帰ってきてよかったね！なら今日は万里くんと一緒に寝る？」

こくこくと万里くんの腕の中で首がもげそうなくらい頷くAちゃんに笑いつつ、左京さんたちにはお邪魔しましたって頭を下げてから部屋を出る。

佐久間「にしてもよく帰ってこれたね」

摂津「あー、今は居ない他の大好きなメンバーに頼まれたんだわ。きっとA不安定だからそばに居てやってくれないかって。至さんからあんなに真剣に頼まれるのまじで珍しかったわー笑」

『……、ばんちゃ、らいしゅき』

摂津「おー、そうかそうか。俺もAのこと好きだぞ」

そういう万里くんだけどきっと万里くんも負けず劣らず優しいから帰ってきてくれるつもりだったんだろう。談話室に着くとさっきまで敷いてた布団が隅にあるからそれを2枚くっつけた。俺も一緒にってAちゃんに誘われたから万里くんともお泊まり気分が味わえちゃうんだ。

摂津「泣き虫チビちゃんはそろそろ寝る時間だぞ」

佐久間「電気消しちゃうね、万里くん、Aちゃん、おやすみなさい。」

『じゅーっとぎゅー、？』

摂津「はいはい、しといてやるからな」

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