【あんスタ】瀬名泉の年の離れた妹は溺愛されています Ⅱ (ページ20)

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# お迎え大作戦ページ20

side 佐久間

今日も可愛いお姫様が、カンパニーに遊びに来てくれた。
泉くんはまだまだ遠慮気味なんだけど、Aちゃんがここを気に入ってくれてるみたいで、最近では週に２回くらいお泊まりする。

『いたう、ちあえ？ちゅむ、ばんちゃ〜？』

佐久間「んー、今はみんな居ないなぁ....(苦笑)」

向坂「あわわっ、丁度居ない４人探しちゃってますね。Aちゃん、特にその４人のこと大好きですもんね。」

『しょーなのかぁ.... 』

泣くでもなく、喚くでもなくただ落ち込むAちゃん。
大好きな人に会えないのが寂しいのはすごくわかるから何とかしてあげたいなぁ。

皆木「そろそろ４人共終わる頃じゃないか？今LIME入れといたから天鵞絨の駅まで迎えに行ったらどうだ？」

『いーの、、？』

皆木「うん、俺は今から夕飯作らなきゃいけないから俺が連れてくのは無理だけど行くのは問題ないぞ。てか、いっつも万里と喧嘩してるのに居ないと寂しいんだな？」

『んぅー、、ばんちゃ、しゅき、、』

皆木「ははっ、そっかそっか！それ万里に聞かせてやりたかった(笑)」

きっと、優しい綴くんのことだから色々裏で手を回してくれてるんだと思う。なら、俺もAちゃんが笑顔になれるお手伝いしたい。

佐久間「Aちゃん、俺と一緒にお迎え行こっか！」

『っくー！！』

向坂「Aちゃん、良かったね！僕も着いていく方がいいですか？」

佐久間「ううん、大丈夫だよ！ Aちゃん、至さんたちは車のはずだから歩いてか抱っこになるけどいいかな？」

『あうくー！！しゃく、おてて、ちょーらい？』

ちょっと前まではしょぼん顔だったけど、今は満開の笑顔で見送りに来てくれた椋くん達に手を振っている。

俺よりも何回りも小さい手に、暖かい気持ちになる。
妹がいたらこんな風だったのかなって思うけど、今はAちゃんがとっても可愛い妹みたいなもんなんだ。

『しゃーく♡♡ 』

佐久間「ん〜？どうしたのかな？」

『ふっふ〜♡ しゃく、おてて、しゅち♡ 』

佐久間「俺の手？なんか特別なことしてないけど....。でもAちゃんに気に入って貰えたなら嬉しいな！」

お話しながら歩いても、天鵞絨の駅はあっという間に着いた。Aちゃんを抱き上げながら、話しているとこちらに向かってゆっくり走ってくる１台の車を見つけた。

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