【あんスタ】瀬名泉の年の離れた妹は溺愛されています Ⅱ (ページ19)

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side 天祥院

敬人からの鋭いツッコミに、悲しそうに眉を下げてあからさまに落ち込むAちゃん。本人は至って真剣だから笑っちゃいけないのだろうけど、ついつい笑ってしまいそうになるね。

『 ……めんしゃい』

天祥院「あっ、敬人がAちゃん泣かせた〜！こんなに可愛い子を泣かせるなんて酷いよ、Aちゃん大丈夫かな？」

蓮巳「は？おい、ふざけたこと口にするな。俺はAの事を考えてだな……！」

天祥院「でも結局泣いちゃう方が良くないんじゃない？ストレスは身体に良くないって１番わかってるの敬人じゃん」

自分の頭はすぐに回る方で良かったと思う。Aちゃんに嫌われることだけはなにがなんでも回避したいし、こんな可愛い子にはずっと甘えてて欲しいもん。

蓮巳「嫌われたくないからって尤もらしいこと言って、好感度上げようとするな！ A、明日また俺が連れて来てやるから今日は１個で我慢できるな？」

『 ……あちたもー、？』

蓮巳「そうだ、明日は俺と２人で遊んでくれないか？」

『っ、んー！！けーく、らっこらっこー！♡♡』

敬人にAちゃんを甘やかす役目は取られちゃった。
自分は甘くないよ感を出しておきながら、敬人もだいぶ甘いと思うんだ。敬人は後輩のことも、Aちゃんのことも面倒を見るのが大好きだからね。

天祥院「２人だけでイチャイチャされちゃったら英智くん寂しいです〜。今日は僕が好きなの食べさせてあげるから選んでおいで？」

『？えーく、っしょー！けーく、しゃみち、ちてう』

蓮巳『急ににやにやして気色悪いぞ。さっさと来い』

『おいれー！！』

敬人の腕の中で全身を使って、こっちへおいでと呼び寄せてくれるのがどうしても小動物にしか見えなくてものすごく可愛い。この子を可愛い、天使と言わずして誰が天使なんだ。

若宮「あれ？ Aちゃんと蓮巳先輩に天祥院先輩！３人で遊んでるんですか？」

天祥院「そうだよ。あ、丁度いい機会だしあんずちゃんも一緒にティータイムにしないかい？休息は本領発揮の為にも必要不可欠だよ」

『あーたんっ！おいれー！！』

天祥院「ふふっ、あんずちゃんも参加決定だね。楽しいティータイムになりそうだよ」

それぞれ好きなデザートを片手に、Aちゃんとの癒しの時間を過ごす。たまにはこんな日があっても恨まれたりしないでしょ？

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