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女児向けのマスコット ページ5
「何をしていた太宰ィ!」
国木田の怒号が探偵社中に響いた。
太宰に向かって延々と「探偵社員としての矜持を」だの「貴様は何時も女児向けのマスコットの如くふわふわと」だのの説教を垂れている。
勿論敦も巻き添えだ。
「……まあ善い、敦、お前は今から依頼に向かえ」
「依頼、ですか?」
国木田が机の傍らに纏めていた資料を敦に放り投げた。其処には依頼人の姓名や性別、年齢、顔写真などが記載されている。
「依頼主だがな、此方で調べたが、犯罪組織と絡んでいたとの噂がある。警戒していけ」
「……判りました」
時刻は今日の4時からとなっていた。時計の針は2時半を過ぎた処。
今から電車で向かえば苦もなく到着するだろう。
敦は気を引き締め、荷物を掴んだ。
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作者名:夕野きする | 作者ホームページ:http://http://commu.nosv.org/p/asubook/
作成日時:2019年2月23日 15時