【双黒】夜に呑み込まれた。

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すき?きらい?ねぇ__答えてよ。

　手前は如何したい?なァ__応えろよ。

始めまして。そしてこんにちは、ぜろふぁいぶ、です。

夢主が相棒時代の双黒とラブラブしてるだけの日替わりです。

１、太宰治夜空を飛びたい。

２、中原中也舟を浮かべて、それで、

３、太宰治忘れて。

４、中原中也電脳遊戯と嫉妬

５、太宰治プラトニックラブ・エラー

６、中原中也さようならは、もう

７、双黒「＿＿＿＿＿＿＿。」

８、太宰治明日も、ずっと

９、中原中也なァ。 ※ヤンデレ気味

10、太宰治 Q＆A ※ヤンデレ気味

11、中原中也ロマンティック・ナイト

12、双黒にぎってにぎりかえす愛憎喜劇

13、太宰治ハッピーエンド

14、中原中也貴女に最大級の想いを。

15、太宰治待って居てもいいですか。

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殿堂入りありがとうございます！

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15種類の結果パターン

ポッカリ月が出ましたら、 - 2024年4月25日

５、太宰治プラトニックラブ・エラー

プラトニック・ラブ(英語: Platonic love)：肉体的な欲求を離れた、精神的恋愛のこと。

＿＿貴方side＿＿＿

読みかけの本にしおりを挟んでパタンと閉じた。

恋愛ものも入っている推理小説である。

中原さんから借りたのだが、これがなかなかにおもしろいのだ。

純粋なお付き合いをしている男女が居て、その二人を中心に巻き起こる、謎の殺人事件。

その殺人事件はどれもこれも共通点がないのだが、その男女と何れかの関係がある。

疑いをもたれた男女は無実を証明すべく、解決に挑む。

ちょっと強引な気もするが、読まないと判らない面白さなのである。

ソファに座って待っていると太宰さんが紅茶を淹れて持ってきてくれた。

「何を読んでたの？」

太宰さんが、テーブルに紅茶を置いた。

「前、中原さんに借りた本。プラトニック・ラブがテーマの推理小説なんだよ。」

「ふーん。」

自分から聞いてきた癖に興味の無さそうな返事。

紅茶を飲もうとテーブルに手を伸ばすと、太宰さんが私の紅茶を一口飲んだ。

「あ、」

いきなり太宰さんに引き寄せられ、ぐらりと躰が傾く。

すると太宰さんが唇を近づいてきて、私のそれと合わせた。

息苦しくなって、思わず口を開けると＿＿＿＿＿＿＿＿＿

舌に紅茶の味が広がった。

太宰さんは全部飲めとでも云うように舌を絡める。

ごっくんと凡て飲み込むと満足げに太宰さんが笑った。

じと目で睨む。

「ごめんごめん。プラトニック・ラブはキスもダメなのかな？」

そんなことはない。ないのだが。

脳裏に蘇るのは、濃厚な口移し。

恥ずかしくて、どうにも駄目だった。

「ふふ。これ以上のコト、しても善い？」

わざわざ聞いてくるのが性格悪いと思う。駄目な訳ないのに。

トン、とソファに押し倒されて、

私たちのプラトニック・ラブはエラーみたいだ。