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137.最強vs最強 ページ31

マ「あらかじめ言っておくが、やり過ぎんようにな。ユイとギルダーツは地形さえも変えかねん。」



ま、それは大丈夫じゃないかな?今回は死闘ってわけでもないし。初代マスターに言われたことだって無理にこなすものでもない。

でも、ラクサスとお兄ちゃんと約束した。生きると。そのための対策は今のところ何もない。

だから、初代は私のリミットを解除するといった言葉を信じてみるのも悪くないかなって思ってる。



ギ「滅竜魔法のみでオレに勝つつもりか?」

貴「そういう課題だし、前回を越えたいからね。それにギルダーツは私の滅竜魔法を知らないでしょ?」

ギ「オレの知らない滅竜魔法……ハハッ、おもしれえ!」



どちらかが降参するまで続く試合。……さあ、始めようか。

まずはギルダーツの魔法、クラッシュの対策をしなければいけない。触れるもの全てを破壊するチート級の魔法。真正面からの魔法はすべて分解されるはず。

フェイントをかけて本命で一気に攻め立てるのが1番かな。というかそれ以外の方法では太刀打ちできない。



貴「ギフト!樹竜の力足!」



ブーストをして一気に攻める!



ギ「来いよ!」

貴「樹竜の鉄拳!」



避けられるのは分かってる。崩れた体勢からのブレス!



ギ「おいおいこの程度は分解できるぜ?」



もちろん。それはフェイクだよ。



貴「滅竜奥義、桜嵐斂破斬(おうらんれんはざん)!!」

ギ「!?」



空間全体を覆う嵐の中でさすがのギルダーツも無傷ではいられないでしょ。



ナ「これがユイの滅竜奥義!?」

ウェ「すごい……!」

エ「その魔法。竜を滅し、竜を魅了し、瞬く間に竜の肝を切り裂く嵐。(花弁が刃となって確実にダメージを与えている。これはギルダーツでも分解しきれないだろう。)」

グ「おいおい、初めて見んぞこんな強い魔法!!」



……できればこれで降参してくれるとよかったんだけどね。流石、ギルド最強の男。



ギ「今のは効いたぁ。オレも本気を出して構わないってことだな?」



おっと?後ろの木がバラバラになる。私を分解するつもりみたいだね。それでも戦えるけどやりづらいからできれば避けたい。



貴「!」

ギ「そこはオレの間合いだ!破邪顕正・一天!!」

貴「がぁっ!?」

エ「ユイ!?」

マ「(ギルダーツ最強の技!これを受けて立っていられる者はいないが……さてはて。)」

138.もう一つの滅竜魔法→←136.ギルダーツの依頼2



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作者名:刹那 | 作成日時:2020年3月30日 8時

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