134.ギルダーツの帰還2 ページ28
ミ「S級クエストの上にSS級クエストっていうのがあるんだけど、そのさらに上が10年クエスト。これは10年間誰も達成した者はいないから10年クエスト。」
ミ「あ、ちょうどルーシィがギルドに入ったばかりの頃にユイが10年クエストをしていたわ。」
そういえばそうだった。
クエストの最中にウェンディくらいの金髪の子になぜか師匠って呼ばれて魔法を教えてたんだよね。弟子にしたつもりはなかったんだけど、まあいっか。
あ、彼も滅竜魔導士で名前は……スティングって言ってたかな?
ル「何者なのよ……ユイ。」
貴「ただのフェアリーテイルの魔導士だよ。それにギルダーツには敵わないよ。10年クエストのさらに上、100年クエストに行ってたんだから!」
ル「100年間誰も達成できなかった仕事ってこと!?」
10年クエストでもかなり苦戦したのにその上って、ねえ?かなりヤバいでしょ。
あ、街がギルダーツシフトになってる。あの人影!
ギルダーツ「お嬢さん。確かこの辺りにフェアリーテイルってギルドあったハズなんだが……。」
ミ「ここよ。それに私ミラジェーン。」
ギ「ミラ?ずいぶん変わったなオマエ!!つーかギルド新しくなったのかよ!!」
ナ「ギルダーツ!オレと勝負しろ!」
ギ「おおっ!ナツか!久しぶりだなァ。勝負はまた今度な!」
片手でナツを簡単に投げ飛ばした……流石。
ギ「いやぁ。見ねえ顔もあるし……ホントに変わったなァ。」
マ「ギルダーツ。仕事の方は?」
ギ「おおっ!マスター!久しぶりーっ!……はっはっ。ダメだ。オレじゃ無理だわ。」
貴「!」
ギルダーツでも達成できないクエストなの!?
マ「そうか…主でも無理か。」
ギ「スマネェ。名を汚しちまったな。」
マ「いや……無事に帰ってきただけでよいわ。ワシが知るかぎりこのクエストから帰ってきたのは主が初めてじゃ。」
ギ「オレは休みてえから帰るわ。ナツぅ、後でオレん家来い。みやげだぞ〜っ。」
ナ「!?」
ギ「あとユイはいるか?」
貴「久しぶり、ギルダーツ。」
ギ「うわっ、スッゲー背が伸びたな!顔つきもかなり変わったし、めっちゃ美人になってるじゃねえか!」
貴「前に会った時は13歳だったし、3年も経てば変わるでしょ。」
ギ「そうかそうか。あとでユイには話があるから家に来てくれ。」
貴「ん、わかった。」
ギ「んじゃ失礼。」
あ、壁壊して行った……話ってなんだろ?
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作者名:刹那 | 作成日時:2020年3月30日 8時