133.ギルダーツの帰還 ページ27
貴「……以上が、天狼島での報告です。」
マ「特に異常も見られなく、試験を行うには問題ないか。ユイが言うのであれば間違いないだろう。あれから休みもなく向かわせてすまなかった。」
貴「病人扱いするくせに人使い荒いですよね。この体のことは誰にも言わない約束だったのに勝手に初代に話していたし!」
マ「……う、うむ。」
貴「気をつけてくださいね!」
ほんと歴代マスター達は勝手なんだから!
あの後メイビスに言われたことは、課題のみ。次回行く時までにクリアしろって言われたけどその内容が結構ハードル高い。
そもそも、どこにいるかもわからないし!
エ「ユイ!調査は終わったのか?」
チームのみんなにウェンディが集まっていた。
貴「うん!特に問題なかったよ。……いや、問題は大アリか。」
ル「調査?」
グ「そういえばユイはいつもこの時期に出掛けるよな。」
貴「マスターからの特別任務みたいな?」
S級昇格試験についてあまり話せないからかわすしかない。
ウェ「特別任務……カッコいいですね!」
貴「そうかな?」
ゴーンゴゴーン……ん?この鳴り方は!
ナ「ギルダーツが帰ってきたァ!!」
ハ「あいさー!!」
これは予想よりも早く会えるみたい。
ウェ「ギルダーツ?」
ル「あたしも会った事ないんだけど、フェアリーテイル最強の魔導士なんだって……。」
エ「それは違う。ユイはそのギルダーツに勝ったことがあるからな。」
ル「ええ!?フェアリーテイル最強に勝つユイってどんだけ強いのよ……。って、ユイが最強になるんだ!」
貴「あの時ギルダーツに勝ったのはたまたまだよ。だから、私はギルドで最強とはいえない。」
ウェ「?」
ギルダーツに勝てたのは魔力が暴走して、封じていた魔鎌フォルシュトレッカーを使用したから。
……とてもじゃないけど納得のできる試合内容ではなかった。
ル「どうでもいいけどこの騒ぎよう何!?」
ミ「みんなが騒ぐのも無理ないわ。3年ぶりだもん、帰ってくるの。」
ル「3年も!?何してたんですか!?」
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作者名:刹那 | 作成日時:2020年3月30日 8時