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ヒビキ「ゼロとの念話が切れた！」
シャ「待って！7人もいない！？ラクリマを壊せる魔導士が7人もいないわ！！」
ウェ「ごめんなさい……私、破壊の魔法は使えません。」
エ「こっちは3人だ！」
貴「他に動ける人いないの！？」
一夜「私がいるではないか。」
これで4人……あと3人！ヒビキの念話が切れる前に！
リオン「グレイ……おまえは誇り高きウルの弟子だ。こんな奴らに負けるんじゃない。」
シェリー「私…ルーシィなんて大嫌い……。ちょっとかわいいからって調子にのって、バカでドジで弱っちいくせにいつも一生懸命……死んだら嫌いになれませんわ。後味悪いから返事しなさいよ。」
ウェ「ナツさん……」
シャ「……オスネコ。」
……ナツ、みんなお願い。どうか応えて！
ナ「ゼェ…ハァ……聞こえてる！！」
グ「7個のラクリマを同時に……壊…す……。」
ル「運がいい奴はついでにゼロも殴れる……でしょ？」
ハ「あと18分。急がなきゃ…シャルルとウェンディのギルドを守るんだ。」
ヒビキ「念話が切れる……その前に各…ラクリマに番号をつけた……全員がバラけるように決めて……。」
ナ「1だ！」
グ「2。」
ル「3に行く！」
一夜「私はここから近い4へ行こう。」
エ「私は5に行く。」
ナ「エルザ！？元気になったのか！？」
エ「ああ…おかげ様でな。」
ジェ「ではオレは…」
貴「キミは6。私が7に行く！」
グ「ユイ！他に誰かいんのか？」
ナ「今の誰だ！？」
今のナツはまだお兄ちゃんの事情を知らない。敵だと思っているはず。口元に人差し指を立ててお兄ちゃんに制止する。
エ「おそらくゼロは1にいる。」
ウェ「ナツさんのトコだ！」
貴「ナツは鼻がいいからわかってて選んでるはず。」
ウェ「だったら加勢に行こうよ！みんなで戦えば…」
貴「ナツならすべてを任せて大丈夫だよ。」
こういう時のナツは強いのを知っている。
ウェ「(すごい信頼関係！)」
貴「私たちも持ち場に行こう！エル姉が5で、お兄ちゃんが6、私が7！」
各自がそれぞれの持ち場へと移動を開始した。私も……7番は少し離れてるけど、絶対に間に合わせる！乗り物酔いの気持ち悪さや、体力切れが近いことを証明する血の味も……ううん。
ナツが戦うのに私がギブアップしていられない！
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作者名：刹那 | 作成日時：2020年3月30日 8時
