68.運命の争奪戦 ページ8
そんなわけで私は滅竜魔法を使ってショウに勝たなければならない。
カード魔法でいきなり水が飛んでくる。
貴「おっと。男の子って元気いっぱいだね。」
ショウ「アンタに姉さんを取られたと思うと腹が立つ!」
貴「エル姉のこと?…っと。」
間髪いれず攻撃を仕掛けられてくる。ショウはあまり実戦で戦ったことがないのか、実力不足かで簡単に攻撃をかわすことができる。
ショウ「なのになんで姉さんの隣にいることができるんだ。何も知らないくせに!」
貴「何も知らない、のは確かにそうだね。だけど、知らないからそばにいてもっとお互いを知ろうとするんじゃないの?」
ショウ「!」
遠くまで間合いをとり、大きく息を吐く。ブレスの構え。
貴「キミと私の決定的な違いはエル姉を理解しようとしたかどうか、かな?……樹竜の咆哮!!」
ブレスとともにショウは戦意をなくしたようだ。衣服はボロボロになったけど、手加減はしたからしばらくすれば回復するはず。
貴「エル姉争奪戦は私の勝ち。……今ならエル姉のことを知れるかもしれない。行ってきたら?」
ショウ「オレはアンタを認めたわけじゃないから。」
と捨てゼリフを吐いたショウは走っていった。なんというか世話がかかる子だ。
貴「さて、私も行かなきゃ。お兄ちゃんかもしれない人のところに。」
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刹那(プロフ) - 感想ありがとうございます!更新がかなりゆっくりになってしまいますが精一杯頑張ります! (2018年12月15日 15時) (レス) id: eeb9f84870 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - はじめまして!とても面白かったので大変だと思いますが頑張ってください!続き待ってます(*´-`) (2018年12月9日 22時) (レス) id: f430c0199a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2018年10月8日 10時