第138話「その顔で」 ページ49
貴方「ぁあああ!!!」
気づけば体は勝手動いていて、相手の敵陣に切り込んでいった
ヒロト「A!?」
貴方「ぁああぁぁあぁあッッ!!!!」
罪悪感とか、そんな感情全てを振り払う様に全力で走る
走って走って走って、敵陣に切り込んでは必死にボールに食らいつく
不動「おい!!!やめろA!!!」
不動の声にも
ヒロト「どうしたっていうんだA!」
ヒロトの声にも
リュウジ「Aッ!!」
リュウジの声にも
貴方「ぁあああぁあああッッ」
一ミリとして反応を示さず、そのまま韓国陣内へ
チャンスウ「フッ」
不動「!!(コイツ……)」
「どうした風音!!いきなり一人で敵陣内へ突っ込んで行ったぞぉお!」
風丸「どうにかしてAを止めないと…!」
壁山「でもどうやって止めるんすかー!?」
味方側もどう彼女の暴走を止めればいいのかわからず、そのまま立ち止まってしまう
不幸にも、暴走を始めた彼女は普段より何倍かパワーが増しているのか、初めがむしゃらにボールを追っていただけの彼女だったが、今では敵からボールを奪ってはゴール前まで来ている
チャンスウ「今です!!『パーフェクトゾーン・プレス』!!!」
警戒し、攻略も身に付けている彼女にこの技は効かない…が
暴走している彼女が、普段のような冷静な判断が出来るハズも無い今、不動とAは龍の包囲網に囲まれてしまったのだ。
不動「クソッ おいA聞こえるか!!どうした!何があったッ!!」
大きな声でそうAに問う不動
しかしそれに返事はない
このままでは、彼女がどうやってこのタクティクスから逃れるかわからない
一歩間違えれば綱海や吹雪みたく足を負傷する…最悪、この状態だともっとひどい怪我をする可能性だってある。
チャンスウ「さぁ!!彼女からボールを奪い、我々がもう一点決めてしまいましょう!」
ずっと目を閉じていたチャンスウが、パッっと目を見開いてそう告げた
不動「(あー、やっぱそういう事かよ)
タチがワリィやつらだなぁ、ったく」
そういって包囲網の向こう側にいるチャンスウに告げる
貴方「どけよッッ クソッッ!!」
次の瞬間その包囲網を破ろうとしたであろうAの足が
不動「クッ」
俺の腹に直撃
くそいてぇ……けど、見逃さなかったぜ
貴方「ふ、ど……う…!」
お前のその顔で全部わかったっての
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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倉狩莉緒菜(プロフ) - わたあめ☆さん» コメありがとうございます!うわぁ!とてもうれしいです〜!!ありがとうございます!そう言って頂け、私のやる気がたまっていきます←主人公ちゃんも好きって言って貰えて嬉しいと思いますよ^^ (2017年5月14日 17時) (レス) id: cee2073a15 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ☆ - こんにちは(゚▽゚)/倉狩さん。これ面白くて、大好きです!風音ちゃん好きだなぁ。 (2017年5月13日 19時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - 哀歌さん» いえ、失礼なことをしてしまいすみませんでした( .. ) (2017年4月17日 17時) (レス) id: 6c269fd559 (このIDを非表示/違反報告)
哀歌 - 倉狩莉緒菜さん» 私もお二人とも楽しそうだったのにすみません。これからも頑張ってください! (2017年4月11日 22時) (レス) id: 80640412c9 (このIDを非表示/違反報告)
倉狩莉緒菜(プロフ) - 哀歌さん» コメありがとうございます!その件については大変失礼しました、これから控えさせていただきますのでどうか今後ともご気軽にコメントしてくださいますと、幸いです。不快な思いをさせてしまい大変失礼しました (2017年4月10日 11時) (レス) id: cee2073a15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:倉狩莉緒菜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/futere/
作成日時:2017年2月12日 16時