【３】エイリア最強少女は世界１を求めて【FFI編】

第９５話「私じゃ」 ページ5

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これは



貴女「ﾊｧｯ ﾊｧｯ」




一体



貴女「〜〜〜ｯｯ」




どういうこと……?




目の前に映し出されるのは地面

それから私の両手と、私の頬から伝って落ちたと思われる汗の痕


心臓がバクバク言ってる


息…?すごく荒い




虎丸「Aさん大丈夫ですか!?」

貴女「ぇ…」



あぁそうか、私もうばててるんだ



…なんで?




たしかあの後ひたすら皆攻めたけど、守りが固すぎてそれで……それで?



そうだ、吹雪にパスが回ったけど源田が何故か治兄ちゃんの必殺技使ってて……



先制が決まらず、皆動揺してたら治にぃちゃんが鬼道の…帝国の必殺技使ってその後も治兄ちゃんは世宇子中の必殺技も使ってて…




貴女「(ぁ…そのボールをひたすら追いかけてたら、こうなったんだっけ…)」





思い出した

ずっと頭真っ白になってたから、何も考えずに動き回って一人で自滅してたんだ…




鬼道「あいつら、他の選手の必殺技をマスターしているのか…!」



「『グングニルV2』!!!!」


リュウジ「ぁ!!」




グングニルV2・・・それ治にぃちゃんのじゃん…




―ﾋﾟﾋﾟｰｯ





正義に鉄拳を破り先に先制を取ったのはネオジャパン




円堂「なんなんだよ、今のパワー…」

治「円堂守

私は、お前からサッカーとは熱く、楽しいものであることだと学んだ


だが


同時に勝負とは!辛く険しく、そして厳しいものなのだ!!



日本代表の座は、必ず勝ち取る!!」


貴女「＿＿＿!!!」




治にぃちゃん……





それから先制を取られた私たちは負けじと攻め上がるも



「『キラースライド・改』!!」


「『ダブルサイクロン』ｯ!!」




ネオジャパンのDFを突破することが出来ずにいる


なんせ相手は過去の他の選手の技をマスターし、しかもそれを更にパワーアップさせて使用している。



治兄ちゃんの的確な指示のもとで…




どれだけ血の滲む努力をしてきたの……





貴女「こんなの…」






きっと拷問レベルの特訓をしてきたに違いない


そんな特訓を今日の日まで重ねてきた彼らに






貴女「私じゃ…」






勝てるはず、ない＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。

第９６話「ダメなところ」→←第９４話「焦り」

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