【３】エイリア最強少女は世界１を求めて【FFI編】

第１０９話「問題」 ページ20

翌日


昨日の夜は色んなことがあったせいか、あんまり眠れなかった…




虎丸「『タイガードライブ』!!」

円堂「『正義の鉄拳』!!


どうしたー!そんなものかー!!」


虎丸「!!ｯちょっと手加減しただけですよー!!」


円堂「練習だからって手加減する必要ないぜ!本気でこい!!」


貴女「うーわー…朝から熱血炸裂してるなー円堂」




現在シュート練の最中なのだが、円堂は気合入りまくり




秋「Aちゃんもちゃんとやろう??」





苦笑いを浮かべる秋


そう、今の私はベンチに座ってその光景を眺めているのだ





貴女「はーい、じゃぁちょっくらやってきます」






昨日の疲れからか、少し気怠い体を起こしゴール前へ





円堂「次、Aだ!」


貴女「いくよ円堂!!


『スターリング・スラッシュ』ｯｯ!!!」






空中にボールごととんだ私は左足を始めとし、左足で一旦ボールをスラッシュするように蹴り、そのまま左回転したのち、右足でボールを勢いよく蹴り込んだ






円堂「新必殺技か!!!こい!


『正義の鉄拳』!!!うぉおおおｯ ｸｯ」




ﾊﾞｼｭｯ




貴女「やり〜!」


円堂「すごいな!今のシュート!!」


貴女「練習した甲斐あったよ」





実はこの技、結構まえから考えていた技である


星のように早い球はたった一回見ただけじゃ止められない。


いわば切り札のようなもの





虎丸「かっけぇー!!さすがAさん!!」

貴女「ｱﾊﾊ、ありがとう」




シュートを打った位置から一歩ずれると、今度は豪炎寺の番





豪炎寺「いくぞ!」

円堂「あぁ、こい!」





秋「皆気合入ってるわね〜」



春奈「決勝近いですもんね、特に豪炎寺さんなんて怖いくらいの気迫です!」


秋「Aちゃんもなんだかんだ言って新必殺技作りあげてたし、流石ってかんじよね」

春奈「はい!天才ですよほんと!」


冬花「…本当に、天才なのかな」


春奈「え?」



冬花「彼女、時々思いつめた顔をしている時があるの…私の思いすごしかもしれないんですけど」


秋「……」




冬花の言葉に、Aに視線を向ける秋と春奈



しかし自分の目に映るAは、とても楽しそうにサッカーをしている






春奈「気のせいじゃないですか??」

秋「そうねぇ、ここ最近Aちゃん調子いいと思うんだけど…」


冬花「・・ですよね、すみません」






そう言って話を終えたマネ組





円堂「どうした豪炎寺!」







しかし問題は確実に起きていた

第１１０話「重く苦しい」→←第１０８話「くっつく」

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