【３】エイリア最強少女は世界１を求めて【FFI編】

第１０５話「違うから!」 ページ16

しばらくすると私達も注文したものが届く




貴女「なぜ円堂たちも同じものを…」

不動「さぁな」


貴女「てかあんた目立つんだから、どうにかしてよ!その髪型!!」

不動「あ!?」

貴女「しっ!声でかい…!!」



ガッと不動の顏を思わずテーブルに押し付ける



不動「いっ、て!?てめっ、なにしやがる!!」


貴女「ご、ごめん!つい…あ、ほらこれお詫びに一口あげるから!」




そう言って頼んだパフェをスプーンですくって、不動の口元まで近づける


私達はまだ重大なことに気づいていなかった



外に塔子たちがいることを…





貴女「どう?美味しい?」




って私普通にあーんとかしちゃったけど!!!しちゃったけど!!!??



不動「ん、うまい」





コイツもなに普通に食ってんのよ!!!




貴女「(って、なんで私こんなにあらぶってるの…)」




熱くなる頬を両手で押さえ、少し下を俯く




不動「ぁ?どうした?」


貴女「べ、別になんでも…それよりなんでこんなところに円堂たちが…」

不動「しらねぇよ、さっさと食って出るぞ」


貴女「う、うん!」






とりあえず急いでパフェを食べて、お店を出ることに




貴女「ごちそうさま不動」

不動「次は負けねぇからな」


貴女「ﾌﾌｯ いつでも受けて立つわ」



何て言いながらお店のドアを開け、外に出ると





塔子「え…」

風丸「!?」

緑川「な…!!」

貴女「っ!!」

不動「……」




なんとリカや塔子だけでなく、壁山、栗松、風丸、そしてリュウジ

あとから春奈と秋までやってきて、この場の状況まさにカオスだ





貴女「な、な、なんで…ここに……」


リュウジ「それはこっちのセリフというか…なんで不動と!?」





誰もが疑問に思っていた事を口にするリュウジ




リカ「緑川、あんた察してやらんでどないすんねん!

A、"デート"の邪魔して悪かったなぁ!ほな、うちらは円堂と冬花見守ってるだけだから気にせんで、続きしてええで〜!」




デート、といった単語を強調するリカ



貴女「〜〜〜ｯ」





また頬が熱くなるのがわかる




風丸「(あのAが赤くなってる!?)」





貴女「違うからｯ!」






真っ赤な顔で反対するけど





リカ「照れんでもええって!ほな、うちらも向こうにばれてもうたしこれにて帰ろうかなぁ」



サササッとその場を去るリカ



リュウジ「……」





この残された人達の気まずい空間…




帰ったら大変そう、だな

第１０６話「駆け落ち」→←第１０４話「ゲーセンからの」

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