相談室の使い方がおかしい。【あんスタ】【短編集】

今日のお悩み「クリスマスっぽい。」 ページ13

友也「これをこうして…っと…」

創「友也くん、これはどこに置きましょうか…？」

友也「うーん…あ、先生の机の上とか！」




目をキラキラと輝かせて「いいですか？」と律儀に確認してくる2人は、Ra*bitsの真白友也くんと紫之創くん。

クリスマスが近い、ということで、彼らは相談室をクリスマスっぽく飾り付けしてくれていた。





『うん、いいよ。』

創「やったぁ♪ありがとうございます！」

友也「ありがとうございます！」





ちょこん、と置かれた小さなサンタさん。
手にはピンク色のリボンの着いたプレゼントを持っている。

紫之くんチョイスらしいこの飾りはとっても可愛くて、私には勿体ない気がした。




友也「よしっ！これを付ければ…」

創「やったぁ！完成です♪」




2人のそんな声が聞こえて、パソコンから視線を外し、相談室を見渡す。

緑と赤で彩られた部屋は可愛らしく、華やかで、何時ぞやのクリスマスパーティーとか、そういうのを連想させた。

自然と、笑みが零れた。




創「A先生、やっと笑顔になりました！」

『え？』




紫之くんは満面の笑みで嬉しそうにそう言った。




友也「A先生、最近ずっと顰めっ面だったんですよ。」




続いて苦笑しながら紫之くんの隣に並ぶ真白くん。




『えっ、うそ、そんなに酷い顔してた？！』

友也「酷いっていうか、疲れてるんだなぁって感じの…」

創「えへへ、A先生、元気になりました？」

友也「あ、クッキーも要りますか？ジンジャークッキー。」




仕事で酷い顔をしてた私を心配してくれるなんて、
優しい子達だなぁ…なんて。




『せっかくだから貰おうかな！ありがとう、二人とも。』




まぁ、お礼に名前呼びをせがまれたのはまた別の話だけど。




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大遅刻のクリスマス編でした
もう年明けてる((

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