第二夜 ページ3
そらるside
逃がしたか。
本当に魔女は面倒だ。
この国にいてはならない存在なのにも関わらず、殆どの魔法はあいつ相手では意味をなさない。
魔女はなんて迷惑なんだ。
「そ、そらる様！！…あ、皆様お揃いでしたか！」
俺達がいる牢獄へ、一人の衛兵が息を切らして駆け込んできた。
なんでも、この国を囲む海によく出る外洋生物を何者かが勝手に倒してしまったらしい。
坂田「俺らが出なくて済むやん。」
うらた「それを楽しみにしてるやつもいるんだから、一概に良いとは言えないけどな…」
「とにかく、その外洋生物を倒した女性を引き止めておりますから…」
俺達は、その衛兵の通り、倒した女を訪ねていった。
その女は、綺麗な銀髪を三つ編みにしたアイスブルーの瞳の女だった。
思わず、見とれてしまうほどに美人だった。
まふまふ「あ、えっと…貴女が外洋生物…えっと、あの、バカでかい生物倒したんですか？」←
坂田「バカでかいww____いった？！うらさん叩かないで？！」
後ろで「バカでかい」にツボった坂田とそれを叩いてるうらたは放っておいて、俺は、彼女に一歩近づいた。
まふまふの問いかけに、視線をこちらに移す彼女。
『えっと…？あれを倒したのはまぁ、ボクとこいつですけど…』
そらる「こいつ？」
彼女が、こいつと言って指差した先には、背の高い細身の男。
緑色のつり目が特徴的だ。
『こいつはジール。ボクの旅仲間です。』
ジール「こいつって、お前なぁ…」
男の名前はジールと言った。
どこかで聞いたことのある名前だと思ったが、きっとよくある名前なのだろう、と流してしまった。
うらたが、「お前さんの名前は？」と彼女に問うた。
彼女は薄く微笑み、その小さな口を開いた。
『ボクの名前はA。旅の剣術士です。』
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夜透田 流(プロフ) - 夜空さん» コメントありがとうございます！さらに面白い続きが書けるように頑張っておりますので、暫しお待ちを……！ (2021年3月23日 1時) (
レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - これいいです！！！面白い！頑張ってください！！ (2021年3月22日 18時) (レス) id: e4bf4be51b (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - 夜桜さん» ありがたいお言葉…泣 作品の続きが思い浮かばず、ずっと悩んでいましたが、ぼちぼち書き下ろしていきたいと思います…良ければこれからもよろしくお願いします (2021年1月11日 0時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - 久しぶりに読み返してきました。何度読んでも面白いです！更新楽しみにしています、 (2021年1月10日 23時) (レス) id: 389db75038 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - レインさん» わぁぁあ、ありがとうございます！！少しづつになるかとは思いますが、頑張って更新していきます！本当にありがとうございました！ (2020年3月13日 9時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜透田 流 | 作成日時：2017年12月28日 18時
