今日の相談「信じ難い話」 ページ6
〜おむらいすさんリクエストより〜
？？「噂には聞いてます。あんたが噂のA先生ですよねぇ？」
『いやちょっと待って近い。』
？？「質問に答えて欲しいんすけど？」
『近い！近いから！！離れてくれたら答えるから！！』
？？「はぁ〜？こっちが先に質問してんすけど？」
『いきなり迫ってきたのはそっちでしょ！！』
？？「GODDAMN！！こんなんじゃ拉致があかねぇっすわ。」
重々しく溜息を吐く、青い髪の彼。ESビル内で会った(迫られた)という事は、彼もまた、ここのアイドルもしくは社員と憶測出来る。
まぁ、ここまで顔が整っていれば、アイドルだという方が無難だし、何より、どこかで見た事のある顔だった。
『それで、えっと、君は？』
ジュン「あぁ…俺は漣ジュン。Eveの片割れ、Edenの一人ってとこっすかねぇ。」
『あぁ、Edenの。だから見た事のある顔だったんだ。それで？そんなEdenの漣くんは、私になんのご用かな？』
廊下のど真ん中で会話をする訳にも行かない、と思い、スバルくんの時同様、空いている会議室へと移動しながらそう問うた。
漣くんは、一瞬怪訝そうに眉を寄せたが、すぐに元の不機嫌そうな表情に戻ってしまった。なんでそんな不機嫌そうなんだよ。
ジュン「あんたのこと、ちょっと小耳に挟んだんですよぉ。」
『…私の事？』
ジュン「そっすよ。…あのAlphaが、カウンセラーやってる、って話。本当なんすね。」
会議室の壁へ寄りかかり、「俄には信じ難いっすけどぉ。」なんて溜息を吐く漣くん。彼の瞳にはやはり、ありありと不満な色が塗りたくられている。
無言で頷き肯定する私に、彼はぐっ、と拳を握った。
ジュン「…なんで、カウンセラーなんかやってんですか。」
『なんで、って…元々興味あったから…？』
ジュン「…っ…」
何かに耐えるように言葉を詰まらせたかと思えば、次の瞬間には、彼の両手が私の両手を掴み、そのまま、会議室の机へと縫い付けられてしまう。
要は、机に押し倒された様な体制になってしまったのだ。天下のアイドル様と！！
『ちょ、ちょちょちょ、漣くん？！！この体制は色々と不味い気が…？！！』
ジュン「チッ…うるせぇですね、黙ってくださいよぉ…あんたには、色々と分からせてあげないといけないみたいっすから…」
『え？なに？何が？待って手首痛いんだけど…！』
強く手首を押さえつける一方で、彼の瞳は微かに、寂しげに揺れているような気がした。
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夜透田 流(プロフ) - 勿忘草色の蜜蜂さん» ありがとうございます！HiMERUくんキャラを掴みきれてなかった自覚があったので、そう感じて頂けて嬉しいです！ (2022年4月14日 20時) (
レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草色の蜜蜂 - ひめる様ぁ…！すっごくよかったです！作者様ありがとうございます！ (2022年4月13日 20時) (レス) @page12 id: e814718385 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - moekaさん» コメントありがとうございます。現在作者の多忙につき、なかなか更新が出来ない状態となってしまい、今に至ります。本当に少しづつですが、下書きを進めていますので気長にお待ち頂けると幸いです。これからもよろしくお願いします。 (2021年10月18日 15時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2021年10月13日 3時) (レス) id: e9f0e4b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
夜透田 流(プロフ) - しいなさん» コメントありがとうございます！コロナ禍ということもあり、大学生活が忙しく中々時間が取れず更新を止めておりました…少しずつでも進めていきますので、これからもよろしくお願いします！ (2021年4月29日 22時) (レス) id: d6a7ece567 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜透田 流 | 作成日時：2020年3月23日 14時
