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『えぇ……俺、兵士の間でどんな事言われてんだ?』

op「全く悪い事ではございません!……とある方によると「俺達の事を道具として扱わない。俺らの部隊は家族のような絆だ」と、仰ってましたよ」

『あいつら……』


小っ恥ずかしい事を言ってくれんな。
照れくさくて笑っていると、誰かが近付いてくる気配。早く行かねば。


『よし行くか。場所は外の訓練場だよな?』

op「はい!」


オプロイテの手を握り、反対側の道を歩く。「こちらでは無いですよ」と言われても、こっちに行かねばならないのだ。すまん。


??「あっれぇ?A君おはよう」


ねっとりした声。周りより比較的少し高い声。
その声にチッと舌打ちすると、少し怯えた彼女。本当にごめんな。
隠すように俺の後ろに移動させる。


『……おはよう』

ut「なんや、愛想悪いなぁ」


よれよれのスーツを着た男は青だ。会議の時に会ったはずなのだが、俺の存在は無かった事にされている。
全く。幼稚なことばかりで呆れてくる。

煙草の煙をぷかりと浮かばせ、息を吐いた。
この臭いはいつまで経っても慣れるものでは無い。


『……廊下は喫煙所じゃないと、書記長も言っていたはずだが?』

ut「トンちが見てないからええやろ」


副流煙がこっちにも来て、後ろにいるオプロイテが大きく咳き込んだ。
これじゃ、やばい。


ut「え、後ろに女の子いるん?紹介してや!」

『いつかな』


足を抱え、横抱きにして走り出す。
後ろから「あぁん、待ってぇ」なんて、汚い声が聞こえたが、放っておこう。

……思わず横抱きしてしまったが、大丈夫だろうか。


『す、すまんいきなり!大丈夫か?』

op「だい、じょうぶです」

『外の空気、早く吸いに行こか。』

op「ご迷惑お掛けしてすみません」

『いいよいいよ。毎日気を張ってちゃ疲れるし、俺と二人の時は気を抜いていいよ。』

op「善処します……」

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夜殺神 - 恋の戦争宣戦布告もみたでー!おもろいなぁ…あと小説の設定の書き方がいまいちわからないんで教えてくれません? (2019年10月24日 1時) (レス) id: c7c69bdb8e (このIDを非表示/違反報告)
來憂(プロフ) - 夜殺神さん» ありがとうございます!!!┏○))ペコリ (2019年10月22日 20時) (レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
夜殺神 - 面白いなぁ…更新頑張ってください……もっかいみてきまぁす (2019年10月17日 16時) (レス) id: c7c69bdb8e (このIDを非表示/違反報告)
來憂(プロフ) - セイカさん» ありがとうございます(*ˇωˇ) (2019年10月2日 20時) (レス) id: 4ee53ee2f1 (このIDを非表示/違反報告)
セイカ - 面白いです!更新頑張ってください! (2019年10月2日 15時) (レス) id: 517bdcf732 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:來憂 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/seiya02201/  
作成日時:2019年9月15日 9時

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