サッカーチームZ ページ4
「それじゃあ、これがその秀明って事?」
「いや、分からないけど、意外とありえるんじゃないか?
面白半分で書いたとは思えないし、な」
そう言うと陽介は、部活があるからと、教室を出ていった
私はその後、本をさらに読み始めた
『私のクラスには、小学生の頃から塾に通ってる人の事を、悪く言う習性があった
私は、そのターゲットだった
何かと根拠の無い、薄っぺらい理由で貶されていた
だが、痛くも痒くもなかった
今思うと、その時の私は、大して自分に興味がなかったんだと思う
小学校という舞台で演じている女優が、私
クラスメイトが見てるのは、フィクションの私
そう無意識に思っていたんだと思う
フィクションなら怖くなんてない
そんな盾が、とても厚かったのだ』
そこまで読んだ時に、ふと秀明のビルは、今もあるのだろうかと思った
通常なら壊されていてもおかしくないが、意外と残っている可能性がある
…試しに行ってみるか
そう思い、机の横に掛けておいたバッグを取って、教室から飛び出した
一度家に帰り、少し前の地図を取った
五年生の特別授業で、ここら辺の昔の地図を貰ったのだ
残っているか微妙だったが、奇跡的に残ってあった
それを見て調べ、その場に行ってみた
少し遠かったが、行けなくもない場所だったから
来てみたら、驚くべき光景が、私を襲った
秀明という塾はなくなっていた
が
新しい建物が建っていたのだ
その名は
「サッカーチーム…Z」
この建物には、物語の主要人物がいるはず
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月兎 - kazさん» ありがとうこざいます。私はいつも、自分がどんな作品があったら面白いかと思って話を作っています。技術的な面でしたら、あまり文末表現が同じにならないように注意しています。 (2019年4月14日 22時) (レス) id: bc3aac3492 (このIDを非表示/違反報告)
kaz - 良かったです。私も作品を作ろうと思っています。やり方を教えてください。 (2019年4月14日 13時) (レス) id: 02c88d0728 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 紺さん» まだまだ未熟ですが、これからも頑張ります!ありがとうこざいます! (2019年4月14日 10時) (レス) id: bc3aac3492 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 愛さん» この話は、簡単に言えばアーヤ達の時系列から何年か後の物語です。ですが、若武達もきちんと物語に参戦するシナリオを考えているので、公式キャラもきちんと出ます。 (2019年4月14日 9時) (レス) id: bc3aac3492 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 結愛さん» そう言って頂けると元気が出ます!これからもよろしくお願いします! (2019年4月14日 9時) (レス) id: bc3aac3492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月兎 | 作成日時:2019年4月7日 19時