小麦色の笑顔たち ページ4
サァーーーーー…
「気持ちいい風ね」
うん…
屋上のテラスに爽やかな夏の風が吹く。
「お母さん」
ぎゅっ。
「なぁに？」
お母さんの肩にコテン。
「ううん、心配かけてごめんね」
お母さんが頷いた。
握った手があったかい。
「A〜〜〜！！」
ん？
「今日も３０度超えるらしいから そろそろ病室戻ろーー！！」
そうなんだ…
まだそんなに暑くないけど…
暑くなるんだね。
「頑張るのよ」
え…
「２人で乗り越えるの」
「太輔君と２人で」
太輔と乗り越える。
「うん」
２人でね。
「さぁ、お父さんを待ってましょう」
お母さんが立ち上がった。
「わわわっ… 」
よろけ…
ガシッ！！
「ありがと、山田君」
え…
「… あ… 」
「いえ、Aちゃん、俺の肩に手 乗せて」
ぽんぽん…
この位置に手を置いてと肩を叩いた。
「で… でも… 」
『涼介は お前が好きだから… 』
「ふふっ… 」
！？
なんか笑った！？
「心配しなくていいよ」
ドキッ…
「… もう 困らせないから」
え…
「ほら、行こ。ガヤ先輩 待ってるからさ」
私は、涼君の肩に手を置いた。
お母さんと涼君に支えながら病室に戻った。
綾ねぇが私の様子を見て安心した顔をした。
「あー 良かった〜！Aが起きて〜♪」
伊吹が私の膝の上にドーンと乗った。
「ゴロゴロにゃ〜ん♪」
可愛い伊吹♪
気づいたことがある…
そっと伊吹の腕を触った。
日焼けが嫌いなのに…
「… 日焼け、すごいね」
伊吹が笑って頷いた。
「こんなに焼けたの初めて！見て！初めてムケたんだよ！」
薄っすらと白いモノがわかる。
「ガヤ先輩も鼻の頭ムケてたよ」
そうなんだ…
楓も綾ねぇも小麦色の肌をしていた。
もちろん 肩を貸してくれた涼君も。
「皆… すごく探してくれたんだね」
桜子さんの指輪を…
「うん！皆、皆、み〜んな！頑張って探したんだよ！えへへっ！」
私の為に…
夏の炎天下の中で…
小さな指輪を… 大変だったに違いない。
「本当に見つかって良かった… 目覚めて良かった… 」
涼君…
「全部 凛君のおかげだね」
え…
「そうね、凛君がいなかったら どうなってかしらね」
お母さんまで…
そう言えば 太輔が言ってた… 『俺を死の淵から救ってくれた』と…
でも、それだけじゃなさそう…
「お母さん… それどういうこと？」
皆が教えてくれた。
とても不思議な話。
凛君の夢の話を。
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亀猫(プロフ) - 皆様へ。「続・青蘭」はパート２３に移行しました。コメントはそちらにくれると嬉しいです！よろしくお願いします。いつも読んでくれてありがとうございました。 (2016年1月26日 10時) (
レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - Ay♪☆さん» うん！元気！！ありがとう（*^_^*） 今日パート２３に移行しました。また読みにくてくれると嬉しい♪ついでにコメも（*^_^*） だってさ、コメって元気が出るもん！え？亀しゃんもちゃんと返して？… すみません。極力頑張ります（笑） パート２３もよろしくね！ (2016年1月26日 10時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 藤北 麗耶さん» かなりベタベタしてそう（笑） うん！元気になったよ！ありがとう（*^_^*） もう泣かないのだ♪だからまたパート２３でもコメ頂戴ね♪暇な時でいいから（*^_^*） 今日は映画！！「信長」！！続きが見たかったんだぁ！旦那様も楽しみにしてるしわくわくする！ (2016年1月26日 10時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - ソフィアさん» かなり自由になったから遊び放題だと思いますよ（笑） ふぅ〜パート２３に移行しました。また来てくれると嬉しいです！今ね、杏の物語を探してる途中。でも、検索に引っかからなくてさ、苦戦してます。何とか皆に読んでほしいと思うので頑張ります！ (2016年1月26日 10時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
亀猫(プロフ) - 神山もんたんさん» もんたんさん！ありがとうございます！！頑張って杏の物語探してみます。昨日探したんだけど、どうも検索に引っかからなくてさ… でも、何とかしてみます。もう少し時間を。パート２３に移行しました。また読んで頂けると嬉しいです（*^_^*） (2016年1月26日 10時) (レス) id: 5525564cd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亀猫
| 作成日時：2015年11月17日 16時
